-
- 目的から選ぶ
- 新司法試験とは
- セミナー紹介
- 資料進呈
- 受講生のみなさまへ
- スタッフ募集
- 関連リンク
- 全国校舎案内
合格体験記:継続は力なり
堀 万里菜 さん
合格校:
立命館大学法科大学院 既修者コース(半額免除)/同志社大学法科大学院 既修者コース
出身校:法政大学法学部(3年在学中・飛び級合格)
受講講座 【L3既修プラン】「基礎講座」「スタンダード論文作成メソッド講座」「適性試験対策講座 入門準備編」「適性試験対策講座 入門編」「適性試験対策講座 本編」ほか
受講校舎 お茶の水校
はじめに
今回私は、幸運にも第一志望校の立命館大学法科大学院より合格をいただくことができました。私は現在大学の3年に在籍しており、飛び級入試という形で受験いたしました。飛び級入試についてはあまり知られていませんが、ほかの人より1年早く大学院に進学できる点で大きなメリットがあると思います。そこで今回の私の経験が、少しでもみなさんの今後の助けになればと思い、合格体験記を書かせていただきます。
法律科目試験対策
- 大学1年
私は、大学受験が終わったらすぐに法科大学院試験の勉強をしようと、高校生の頃から決めていました。しかし、法律については全くの初心者だったので、一からきちんと勉強しようと思い、大学1年の春から「基礎講座」(現「法律総合講座)を受講しました。はじめのうちは、授業についていくだけで精一杯でしたので、復習をメインに勉強していました。具体的には、授業のテープを家でもう一度繰り返し聞き、聞き洩らしたところやわからなかったところはわかるまで繰り返し聞くという方法を採っていました。先生は例を使って分かりやすく説明してくださるので、例をそのまま覚えることもとても良い勉強になりました。1年生の時は、「基礎講座」の復習以外は特に勉強はしていませんでした。 - 大学2年
2年生の春からは、堤先生の「スタンダード法律論文作成メソッド講座」を受講しました。論文の書き方について一からわかりやすく教えていただけたので、それまで論文を書いたことのない私でも、授業についていくことができました。「基礎講座」で習ったことを論文に表現するためには、「基礎講座」の内容をきちんと理解していなければなりません。そこで私は、今度は堤先生の「基礎講座」も並行して受講することにしました。「基礎講座」で習ったことが翌週の「スタンダード法律論文作成メソッド講座」で使えるようになり、「スタンダード法律論文作成メソッド講座」で具体的問題を解くことで、「基礎講座」の理解を深めることができました。夏休みは大学が休みなので、1日「基礎講座」2コマ分(6時間)の録音テープを聞くようにしていました。大学が始まってからは学校の勉強に支障が出ない程度に勉強していました。私の場合は朝の時間帯がとても集中できたので、夜は勉強せず、朝早くに起きて勉強するようにしていました。春休みからは毎日Wセミナーに通って、1日3コマびっちりビデオブースで「基礎講座」の復習をしました。1日3コマというと、大変そうに感じられるかもしれませんが、早い時期から長い時間机に向かうことを日課にできるので、とてもよかったと思います。 - 大学3年
3年になると、講座はなくなったので、今まで何度かまとめていた「基礎講座」のノートを、今度は自分の言葉でまとめ直しました。「コンパクトデバイス」(早稲田経営出版)をそのまま写すのではなく、わかりやすい表現に統一したり、図を加えたりして、自分だけのノートをつくりました。この頃になり、やっと「コンパクトデバイス」の重要な部分は理解できたので、このときはじめて内容を覚え始めました。私は昔から、記憶力がよくていいねといわれますが、記憶力はほかの人と変わらないと思います。繰り返し何度も覚え直せば、誰でも記憶することはできると思います。私の場合は10回以上繰り返さないと、覚えてもすぐ忘れてしまうので、1日何ページと決めて、繰り返し覚えるようにしました。その結果9月には、10回以上覚え直し、「コンパクトデバイス」を理解した上ですべて覚えることができました。
ステートメント・書類審査対策
私は前述のとおり、大学に入学した時から法科大学院への進学を決めていました。飛び級入試についても早い時点で知っていたので、出願資格を満たせるように大学の成績には気を使いました。学校で良い成績をとれるように、定期試験の前には定期試験の勉強を重視してやりました。学校の勉強も、「基礎講座」とは違った角度で細かく教えてもらえるので、学校の勉強も法科大学院入試にとても役に立ちました。選択科目や自由科目はできるだけ良い成績がもらえるものを選択しました。その結果、3年生で既修者として受験できる立命館大学、同志社大学と関西大学の出願資格を満たすことができました。実際にステートメントを書き始めたのは3年生の5月です。自分で書いた文章を親に読んでもらい、少しずつ直していきました。同志社大学はステートメントの量が多いので、とても大変でした。
適性試験対策
適性試験の結果はあまりよいものではなかったので、もう少し頑張ればよかったかなと少し反省しています。私がした適性試験の対策としては、3年生の5月の適性試験を目指して2年生の秋から「適性試験対策講座入門 準備編・入門編・本編」を受講しました。私は適性試験に苦手意識をもっていたので、講座を受けることでどのように問題にアプローチをかければよいかがわかり、とても助かりました。適性試験の結果は平均点に1点届きませんでしたが、無事立命館大学、同志社大学と関西大学の書類審査を通過することができました。
本試験の感想
今年の受験は模擬テストのつもりで受けたので、精神的にはかなりリラックスしてできました。同志社大学は、その場で六法を引いて解くような問題が多かったので、自分がまったく見たことがないような問題も多く、もうだめだと何度も思いました。でもせっかく京都まで来て受験したのだからと思い直し、なんとか最後まで答案を書きました。同志社大学は試験が2日間あったので、京都に母と一泊しました。立命館大学と関西大学は、法律科目の試験日が同じ日だったので、立命館大学を受験することにしました。立命館大学は比較的試験時間も短く、問題も2問のうちから1問を選択して解答する形式だったので、同志社大学に比べてよくできました。特に民法と民事訴訟法については基本的な問題だったので、自分で納得のいく解答が書けました。
最後に
法律の勉強は、諦めずにコツコツと継続することがとても重要だと思います。振り返ってみると、私は大学受験まで本気で勉強したことがありませんでした。今回初めて自分の納得する結果が得られたのは、1年生の時から繰り返し勉強してきたからだと思います。コツコツやれば必ず報われるんだと、心から思いました。なぜ継続して勉強できたのか、自分でも不思議ですが、おそらくそれは法律の勉強が好きだからだと思います。楽しみながら勉強すれば、法律の勉強も結構おもしろいと思います。ぜひ最後まで諦めずに頑張ってください。皆様の合格を心よりお祈りしています。
最後になりましたが、両親、友人、Wセミナーのみなさま、私を支えてくださった方々には心から感謝しています。本当にありがとうございました。これからもこの気持ちを忘れずに新司法試験合格目指して頑張りたいと思います。
(平成21年12月記)
※講座の名称・内容は、2010年開講内容と異なる場合があります。