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パール判事
2007-08-15
/
Books
8月15日というと東京裁判は季節ネタみたいなものだが、本書はその少数意見としてA級戦犯を全員無罪とする意見書を出したパール判事についての本だ。著者は
『中村屋のボース』
でひとりの亡命インド人の運命を描いたが、今度のテーマはやや手に余ったようにみえる。本書の大部分は、パール意見書の紹介に費やされており、予備知識のある読者には退屈だろう。
パールが多数意見に反対した最大の理由は、事後的に「平和に対する罪」などという罪名をつくって裁くのは罪刑法定主義に反するという法律論だったが、その背景には、母国インドでイギリスの過酷な植民地支配を受けた経験があった。これに対してガンジーのとなえた非暴力主義は、植民地支配に対しては何の力にもならなかったが、独立後のインド人の精神的な支柱となった。したがってパールは、むしろ絶対平和主義や世界政府を望んでいたのである。
東京裁判については、これを民主主義の全体主義に対する正義の断罪とみる主流の歴史観がある一方、これを勝者による不公正な裁きとし、「大東亜戦争」を肯定する立場がある。パール意見書は、しばしば後者の立場を支持するものとして使われてきたが、以上からもわかるようにこれは誤りである。しかし著者は、これを憲法改正に反対する論拠とし、本書を「右派論壇」に突きつけているが、これはいかがなものか。
私の印象では、パール意見書の射程はもっと長いようにみえる。歴史上、戦争が正義や自衛の戦いであったことなどなく、「東半球内におけるいわゆる西洋諸国の権益は、おおむねこれらの西洋人たちが、過去において軍事的暴力を変じて商業的利潤となすことに成功したことのうえに築かれたものである」(本書p.130)と意見書はいう。欧米諸国の植民地争奪戦がいかに狂っていたかに無自覚なまま、それをまねようとして失敗した日本を断罪するのは欺瞞である。
その原因は、特定のイデオロギーで規定された「帝国主義」の問題でも、天皇制などの「封建制の残滓」でもなく、牛村圭
『「文明の裁き」をこえて』
も指摘するように、17世紀以来、欧米諸国が世界を「文明化」する動機となってきた自民族中心主義にあるのではないか。彼らがそれを自覚しない限り、ベトナムやイラクを見ればわかるように、地球上から戦争はなくならないだろう。
コメント (
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コメント
Unknown
(
PK
)
2007-08-15 14:19:30
当時の日本人について考えるほど、日本は嵌められたという感情を強く感じるようになります。
米英に憧れながら怒りを抱いた感覚がよく理解できます。当時は、それほど図抜けていた存在だった。
日本は利用され調子に乗ったところを梯子を外され、徹底的に潰された。米英は、日本やドイツを叩くことで植民地主義から免罪されようとしたが、しかし、今や米英は憧れの対象ではなくなりつつあり、世界中から怒りを買いつつあるようです。
その一方で、世界中のエリートの言語が英語になり、巨悪の大日本帝国は正史となるでしょう。
実際は、絶対にそういう存在ではなかったですけどね。アジアにとっては、大日本帝国があのまま存続していたら今よりもっと幸福だったでしょう。
太平洋戦争は米国のミスです。キッシンジャー流の地政学が、米国にとっても世界にとっても平和と安定をもたらすとは限らないと確信しています。
自民族中心主義
(
869
)
2007-08-15 14:46:56
> 欧米諸国の植民地争奪戦がいかに狂っていたかに無自覚なまま、それをまねようとして失敗した日本を断罪するのは欺瞞である。
読売の社説によれば、戦争を引き起こした責任は、結局日本にあるそうです。表向きは勝者の裁きを批判してはいますが。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070814ig90.htm
本日らしいエントリで
(
blog49
)
2007-08-15 15:40:46
本日らしいエントリですね。パール判事の詳細については十分理解しておりませんが、おおむね日本よりの判決をしたという誤解を受けているように思います。しかし帝国主義に対してしっかり「NO」と言えた判事として理解しています。しかし、イラクに対する措置はそのようなNOの後何十年たっても反省の色はないという感じは否めません。利害が対立するだけで一方が完全に悪というのは世界ではなかなかないんではないでしょうか?「悪の枢軸」という言葉も現代では使っていけない言葉かもしれません。
北を攻めず、崩壊を免れたいと思う太陽政策。日本人には理解しがたいところですが、陸続きの国、まして同じ民族ともなれば 諸事情ってやつが働きますよね。
いずれにしろ 戦争は経済だけでとどめおきたいものです。
反西欧へのシンパシー
(
アナザーコフィン
)
2007-08-15 16:52:48
インド同様、自国を西欧のオモチャにされてきた中東の人達も日本(大日本帝国を含む)にシンパシーを持っているようです。
「自国の宗教は大事にしろ。靖国も参拝しろ」とかいってるムスリムがニューズウィークに載っていて面食らった記憶があります。
こないだの中越地震でもサウジアラビアが2億円ポンっと寄付してくれました。
Unknown
(
mastacos
)
2007-08-15 19:59:30
> 日本は嵌められた
それはまあその通りなんだけどそれでもそれに乗ってはいけなかったですよ。
最終的にアメリカと戦争になるにしても可能な限り避けるしかないです。
もしくは戦争するならずるずる12月引っ張らずにもっと早期にいいタイミングを見計らって攻撃すべきです。
外交がうまくいかなかったから戦争とか言い訳作って戦争してるようじゃ全然ダメ。
この辺軍部の意見が強かったのは事実ですが必ずしも軍部が主導権を取れず御前会議での妥協の産物でしか何事も決まらないのがいかんともしがたいです。
そして独断先行で前線指揮官が暴走してもこの処罰も紛糾して決まらない。
会議をしてもつまらないことや派閥争いばかりで何も決まらないのは今も昔も何も変わってないですね。
#嵌められた!って言うのはいいんですけど
なんで嵌めて戦争したかったのか?
その辺考えとかないと。
もう当時は「欧米同士で争うのは損だからみんな(欧米)で幸せになろうよ」
って考えなのに日本が中国を独占しようとしたからです。
長期を見据えたビジョンを持たなくてはいけないのですが残念ながら今日でもそれはないように思えます。
A級戦犯と天皇
(
iseheijiro
)
2007-08-15 20:09:35
「松岡・白鳥は国際情勢の判断を誤り、東条は日本国民・アジアの民に塗炭の苦与えた、、」という読売社説は幼稚である。この新聞社に伊勢は恩がある。だが、日本の戦争に関して、意見は同じではない。昭和天皇がこの3名を忌み嫌った感情は普通の人間のものであろう。「裕仁殿下が嫌ったんだ。だから、日本は先の戦争では悪だった」という結論には賛成出来ない。伊勢 テキサス・ルイジアナ州境にて、
パール判事はすごい
(
ばさし
)
2007-08-15 20:26:42
昨日NHKでやっていましたが、ほんとこの人のすごいところはイデオロギーなどを乗り越えてものを考えているところです。その点日本のサヨクは全然だめです。あきれるばかりです。非常識で、見識もなく、イデオロギーまみれ。連中がほえるほど日本は右傾化してしまいますが、サヨクの連中は日本を戦争へ導いているのではないかと不安になります。
Unknown
(
庵野雲
)
2007-08-15 20:53:10
デリーのガンジー記念館で、当時の非暴力主義による抵抗運動の様子を収めたフィルムを20年くらい前に観たことがありますが、今でも思い出すだけで衝撃が走ります。
何も持たない人間が一人づつ、イギリス人憲兵達の前に歩みより、無抵抗でめった打ちにされるのですが、そのうちに憲兵達が泣き崩れていく。ユートピア左翼の発想かも知れませんが、「植民地支配に対しては何の力にもならなかった」とは考えたくない。特に大戦が続き、暴力に対する嫌悪感が充満していた時代において、パブリシティとしては強烈だったと思う。
今、パレスチナが同じことをしたら、イスラエルと米国は相当ビビると思う。
Unknown
(
PK
)
2007-08-15 21:00:22
東京裁判で裁かれていないものは、共産主義と米国の地政学です。
共産主義の欠陥は、歴史が証明しましたが、米国の地政学の欠陥はまたしっかりと認識されていません。
地政学は、国家の体裁が整った欧米日本などのプレーヤーでなりたつ戦略ゲームでは有効ですが、そうでないプレーヤーを含む場合は、結果が不定に予測できない状態になります。
米国は、現在の中国がそういうプレーヤーであるか分析して認識しないと太平洋戦争と同じ失敗を繰り返すことになります。
先の太平洋戦争がなければ、大日本帝国の影響で中国大陸が十分に文明化したのちに、帝国内の朝鮮族台湾族漢族の煽動を行って、帝国の分裂を誘発した後に東アジアの分断統治にもっていけたはずです。
右翼も共産主義
(
GG
)
2007-08-15 21:01:25
読売は東京裁判や戦争責任にことが及ぶと途端に
左翼と化しますね。ナベツネの影響でしょうか。
東条英機よりも問題は近衛文麿内閣と当時日本を
共産化させようと画策していた陸軍内部に多数
いた共産主義者やマスコミでしょう。
戦前の右翼も共産主義であり、全体主義的
傾向は共産主義のイデオロギーからくる思想
統一に関係することを統括しないと過ちから
学習したとは言えません。
サヨクのようにひたすら内向きの思考しか
なく、意見の異なる人間を排除する傾向の
強い輩を見る度に、自由主義を守っていく
必要性を強く感じます。
奇妙な中間者
(
堀井
)
2007-08-15 21:24:54
黄色人種としての立場からなら欧米列強を非難できますが、他方で周辺地域を抑圧した加害者という面もある。
そして、そんな英米仏連合国とアジア系被害者が、裏でつながり、「人権」の名の下に大日本帝国やナチやソ連や最近では中国糾弾に向けて大同団結できてしまう。
日本は見事に嵌まり込んでしまいましたね。
しかし、そんな英米仏連合国も、その「人権」という建て前ゆえに、移民を抱え、崩壊寸前。
そして最後に残った、民族主義的下心を最後まで温存してきた「アジア系被害者」連中の国も、豊かになるにつれて、いづれは「人権」の名の下に移民を抱え、崩壊することになる。
そういう近代的循環ゲームの途上なんだと思いますね。
そう考えれば、日本がすべきことは自ずと見えてくるのではないでしょうか?
間違っても「欧米も悪かったじゃん」式に幼稚な帝国民族主義に固執することではない。判断留保を続けることでもない。
「近代的人権循環ゲーム」に耐えられる社会体制を作って、そのゲームに棹差し、加速させていくことです。
Sympathy for The Devil
(
kiki
)
2007-08-16 00:14:35
東京裁判は、国際法違反であり、実質的には、自国民による戦争責任の追及の機会をも奪ったのではないかと、判断しているが、当時の社会情勢からすると、被告人のほぼ全員を有罪とすることで、恐怖の全体主義を指弾する必要性があったのであろう。茶番劇と断定するのはたやすいが、確かに戦争の犠牲は、許容限度をはるかに超えていた。何らかの儀式が必要だった。
一方的な断罪の目論見が、アジア的良心の奮闘により、潰えるわけにはいかなかった。パール判事の見識と冷静な判断は、われわれ、後世の力なき市民にも勇気を与える歴史と化したが、彼の存在が、東京裁判の結論に奥行きを与えているのも、事実である。
自ら、戦争責任を処断しなかった国民が、憲法9条の非戦の誓いをもって、自らの戦争責任を高らかに宣言したと、見る見方もあるかもしれない。その9条の改定は、そうした戦後処理の終焉のひとつの象徴となるであろうが、全体主義の跳梁をやすやすと許した、戦前の”大勢順応主義”は現在においては克服されているのであろうか。いささか、単純化しすぎのきらいはあるが、戦前とほとんど変わらない心性で、居るとしたら、非戦の誓いをはずすのは、時期尚早である。
パール判事が、慎ましく断罪しようとしたのは、大勢順応主義であり、すべての国民の戦争責任である。
PrimeTime
(
Maki
)
2007-08-16 07:12:01
いま、われわれに問われていることとは、「"戦争の悲惨さ"や"二度と繰り返さない"」だけではなくして、「なぜ、人々が戦争に突入したのか」、また「その目的は、現在、どのように変化(新しい競争スタイル?)しているのか」、さらに、「世界は進歩しているのか」・・・・。なぜならば、その後、ロシアという社会主義大国が消滅し、インターネットによって世界は情報に関して水平的につながってしまった。インドや中国といった新たな新興市場も拡大している・・・。また、経営のプロフェッショナルを養成するビジネス・スクールも、新たな課題に直面しているようだ(
http://primetime.jp/news/search.php?search=mba&tag=true/
「MBAプログラム、ソフト・スキルの見直しが大切に」)。もしかすると、新たな価値観が大切になってきている可能性ある・・・?!
米国をどう見るか
(
野分権六
)
2007-08-16 09:04:33
米国を、私は嫌ってはいない。いや、世界の国の中では、米国は私の好きな国のひとつである。
また、米国との友好、同盟が、日本にとって必要不可欠であることも、よく理解している。
しかし、戦中派のはしくれでもある私は、米国への憎悪の念を押さえかねる時がある。
遠い過去は、もう水に流したつもりだ。
今は、なかよくつきあっていきたい。
今後も、是非ともなかよくしたい国、味方にしておきたい国である。
世界の他の国と比べれば、立派な国であることも確かだと、思う。
だが、戦争末期の、日本中の都市の非戦闘員を皆殺しにしようとした、あの無慈悲で残虐きわまる空襲の記憶や広島・長崎への原爆投下を思うとき、そしてそれらのことについて未だに一度も謝罪しようとしない姿を見るとき、私は米国を憎むのである。
他にも、米国のやることには、腹立たしいことがたくさんある。
いっそ、言いたいことを全部ぶちまけてやれ、とも思う。
しかし、米国は、尊大で、聞く耳持たぬ国である。たぶん、そんなことをしたら、とんでもないしっぺ返しをしてくることは、明白である。
我慢するしかないのか。それは、できない。
結局、冷静に相手の反応を見ながら、こちらの考えをゆっくりと、少しずつ、辛抱強く、伝えていくしかないだろう。
東条英機の戦争責任は明白かつ重大である
(
野分権六
)
2007-08-16 09:16:38
戦争責任とは、敵国に対するものではない。日本、日本国民に対するものである。
昭和16年12月、日本は米国・英国に宣戦した。この時の首相が東条英機である。
勝ち目のない、無謀な戦争であった。
東条は、昭和天皇に奏して、あくまで開戦を阻止すべきであった。それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
たとえ相手にどんなに非があろうとも、こちらがいかに正しかろうと、勝てる見込みがないことがはっきりしている戦いをすべきでないことは明白である。
昭和天皇の終戦の詔勅にあるように、「我が民族の滅亡を招来する」からである。
誤った開戦の責任は、時の最高権力者たる東条が負わねばならぬ。
さらに、東条は、昭和19年7月に辞任するまで、長期にわたり、首相として、数々の要職を兼務し、憲兵隊・特高警察等を使って反対する人々を弾圧するなどして、強権的、独裁的な政治を行った。
東条の戦争指揮は、拙劣をきわめた。
自身は安全な場所でぬくぬくとしながら、前線の兵士には過酷な作戦を強要し、あげくに玉砕を命じた。
敗戦が決まったとき、東条は、明確に国民に謝罪した上で、自決すべきであった。
機会も方法もいくらでもあった。しかし、しなかった。
東条は、戦勝国によって裁かれるのではなく、日本、我々日本人が裁くべきだった。
東条の他にも、日本が裁くべき戦争指導者は大勢いた。
それを無罪放免にしたのは、戦後日本の大きな間違いであった。
いさぎよく自決した者は許してもやろう。しかし、国民に謝罪もせず、自決もしなかった者は、決して許さない。
Unknown
(
PK
)
2007-08-16 09:18:37
例えば、米国流の地政学の欠陥をイラク戦争について考えると、
中東の構造と言うのは、地中海側に
仏・レバノン・緩衝国シリア・イラク
英・イスラエル・緩衝国ヨルダン・イラク
米・インド洋アラビア海沿いに無数の小国・内陸に大国サウジアラビア
独・トルコ
そして、露中が接近中のイランです
これらの中東の国々の形は、地政学的設計に基づいて植民地時代に決められたものです。
アフガン・イラク戦争は、対テロ戦争の目的以外にはイランを陸の孤島にするための戦争ですが、イラクについての必要性は、イラク自体が封鎖状態であるために欧州は必要性を感じなかった。しかしアフガンには必要性を認めたということではないでしょうか?
しかし、結果は戦争により従前尾政治体制が崩壊すると破綻国家となりコントロールが不能になる。
Unknown
(
mastacos
)
2007-08-16 10:03:23
> 東京裁判は、国際法違反であり
どの国際法に違反していた、と考えてますでしょうか?
不備・問題があった、というのは通説ですが「違反」となるとどの部分に違反しているかある程度具体的に上げるべきではないかと思います。
(現在なら国際司法裁判所にて裁くことになるでしょうが私も当時でどうか不勉強でよくわかりません)
国際法について
(
mastacos
)
2007-08-16 10:08:47
国際法ですが
国際法を学ぼう!
http://www4.ocn.ne.jp/~tishiki/kokusaihou.html
こんなサイトを見つけましたが中学で入門用にこういう感じのを学べると国際感覚を磨く、いい機会になるのではないかと思います。
Re: 東条英機の戦争責任は明白かつ重大である
(
869
)
2007-08-16 14:44:53
> 戦勝国によって裁かれるのではなく、日本、我々日本人が裁くべきだった。
吉田望氏によれば、東久邇内閣は、戦後すぐに戦犯の自主裁判を検討したそうですが、昭和天皇は大反対だったそうです。
木戸幸一侯爵も次のように考え、これに反対していたようです。
「天皇の名で戦争をして、こんどは天皇の名で指導者を裁くというのは、当時の機構では不可能だ。それに、やるとなれば、どうせなんだかんだと一種の国民裁判になる。共産主義者もでてくるだろうし、そんなお互いに血で血を洗うような裁判を天皇の名でやるというのは、賛成できないね」
http://www.nozomu.net/journal/000150.php
Unknown
(
ぷぅ
)
2007-08-16 14:54:32
>パール意見書は、しばしば後者の立場を支持するものとして使われてきた
「大東亜戦争」を肯定する立場じゃなくて、東京裁判を否定する立場、日本擁護じゃなくて公正な立場だと思ってるんだけど…。
だからこそ説得力を持つんだし、当時、敗戦国日本を裁く立場にあって、公正さを保つってことは、やっぱりスゴイと思うの。
>欧米諸国の植民地争奪戦がいかに狂っていたかに無自覚なまま、それをまねようとして失敗した日本を断罪するのは欺瞞である。
だよねだよねぇ〜。
欧米諸国は今でも同じことの繰り返しだもん。
アナザーコフィンさん
>こないだの中越地震でもサウジアラビアが2億円ポンっと寄付してくれました。
知らなかった。教えてくれてありがとぉ。
>それでもそれに乗ってはいけなかったですよ。
>外交がうまくいかなかったから戦争とか言い訳作って戦争してるようじゃ全然ダメ。
>もう当時は「欧米同士で争うのは損だからみんな(欧米)で幸せになろうよ」
って考えなのに日本が中国を独占しようとしたからです。
凄い後知恵で、とっても傲慢。
そいでもって、『日本が中国を独占しようとした』なんて、私よりも無知。
>他方で周辺地域を抑圧した加害者という面もある。
現在の認識で裁いてるみたいだね。
当時は世界の陸地の85%を欧米が支配していて、日本が無ければ各国の独立運動も当面無かったってことを忘れてるとしか思えない。
貧すれば鈍するで、迷惑を掛けたことは申し訳なかったけど、抑圧したってゆーのは事実じゃないでしょ。
>「近代的人権循環ゲーム」に耐えられる社会体制を作って、そのゲームに棹差し、加速させていくことです。
世界中が平和勢力だらけになればいいとか?
>被告人のほぼ全員を有罪とすることで、恐怖の全体主義を指弾する必要性があったのであろう。
最初から全員有罪にすると決まっているなら、裁判なんかする必要無いじゃん。
弾圧すればいいだけ。
でも、欧米は日本を糾弾するために『植民地主義はもう終わった』ことにしちゃった。
だから裁判もどきの茶番が必要だったんだよ。
>全体主義の跳梁をやすやすと許した、戦前の”大勢順応主義”
軍の独走を許してしまったのは主義じゃなくて、軍を政府の中じゃなくて天皇の直下に置いたシステムの問題だよ。
そしてそれは既に是正されてる。
>たとえ相手にどんなに非があろうとも、こちらがいかに正しかろうと、勝てる見込みがないことがはっきりしている戦いをすべきでないことは明白である。
>誤った開戦の責任は、時の最高権力者たる東条が負わねばならぬ。
アメリカがどうしても戦争に持ち込もうとしてるのに、どうやったら逃れられたんだろう?
まずは日本軍の血と日本国民の血税を注ぎ込んだ正当な権益である満州を手放す。
当然それだけじゃ済まない。
勝てないから戦えないなら、どこまでも譲歩するしかないんだもんね。
最終的には植民地になるしかないよね。
それに国内からは『弱腰』って突き上げがあるよね。
倒幕のときのようなことが起こったかもしれない。
当時、ロシアは日本共産党の黒幕で武器も資金も提供してたから、共産主義者の死者より警官の死者の方が10倍くらいいた。
共産主義革命が成功してたかもね。
もーメチャクチャですなー。
>どの国際法に違反していた、と考えてますでしょうか?
つまり、パール判事の主張を読んでみる気はないと…。
対米戦争と支那事変を混同するな
(
GG
)
2007-08-16 17:11:38
>東条は、昭和天皇に奏して、あくまで開戦を阻止すべきであった。
>それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人
>もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
未だにこんなこと言っている人がいるのに驚きます。
GHQ の洗脳政策は大成功と言えます。
この内向き過ぎる民族性をなんとかしないと。
ルーズベルト大統領らアメリカ政府が明確に対日先制攻撃を仕掛ける
国家意志を抱いていたことは明らかです。
この経緯を、当時財務長官だったモーゲンソーの日記など米側資料で
裏付けたアメリカの南カロライナ大学のロバート・トンプソン教授は
「旧日本軍による真珠湾攻撃の一年前から、米国が当時の蒋介石
国民党政権に多数の爆撃機を供与し、工業地帯を中心に日本空爆を
ひそかに計画していた」
として、アメリカは外交・軍事両面であらゆる手段を使って日本を
戦争に引きずり込む方針だったと断定しています。
日本が乗ってこないなら先に空爆されているだけです。
支那方面の戦争責任はソ連と中国共産党のみならず、事変拡大を煽った
陸軍と尾崎ら共産党シンパに責任は少なからずあると思われますが、
対米戦争はソ連の陰謀に易々と乗っかった当時のアメリカ民主党政権
の強烈な侮日政策と人種差別ぶりを抜きに語ることはできないでしょう。
Unknown
(
Unknown
)
2007-08-17 20:11:17
>>東条は、昭和天皇に奏して、あくまで開戦を阻止すべきであった。
>>それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人
>>もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
>未だにこんなこと言っている人がいるのに驚きます。
>GHQ の洗脳政策は大成功と言えます。
>この内向き過ぎる民族性をなんとかしないと。
野分権六さんの文章を全部読みましたか??
事実を言うだけでなぜ内向き過ぎると考えるのでしょうか。野分権六さんの意見はそれほど内向きとは思えません。アメリカが憎いそうですから。
歴史にあまり興味のない一般的な人にとって戦時中と言えば「ほたるの墓」か「はだしのゲン」のイメージが強いですよ。女性やこどもの視点。なんとなく戦争が天災のように扱われる描写。悲惨で貧しいなぁと。
8月のこの時期は「硫黄島からの手紙」ではないです。平和への願いは大切だと思います。
ごちゃごちゃにしたままだから、広島や長崎の核兵器のイメージを戦争に広げてる人が多い気がします。話題になった時は戦争はあくまでも政治の一部であって個別の兵器を使用することとは別の判断が働いている、と伝えるようにしています。
まぁでも学校で自虐史観を教えるからどうにもならないでしょうけど。量産体制ばっちりですから。教育者側は近代史を深く教えることを避けている印象です。つまり戦争を教えたくないようで。それと歴史教育自体、古代史から勉強するのでたいがいの人は50年とか100年スパンで歴史をみる癖がついてる。個人的には近代史は5年スパンだと思いますけど。教育改革でいじめや学級崩壊やしつけに力を入れるのもいいですが、歴史教育はもうちょっとどうにかならんかと思うわけです。自国史だから何を書いてもかまわないといわんばかりの「新しい歴史教科書を作る会」は気に入りませんけど。アメリカは歴史が短いので200年間をびっちりと教えるそうです。近代の複雑さも教えることができるでしょうね。その点はうらやましいです。ぜひ日本も義務教育で近代史を充実させてほしいです。
Sympathy For The Melodrama
(
kiki
)
2007-08-18 16:49:21
東京裁判を構成する判事の選出の際に、決して思わぬ方向に結論が至らないように配慮がなされたであろうことは、想像に難くない。その枠内で、被植民地の居住者として、西洋から派遣された判事たちと一線を画し、自らの主張を歴史に刻んだ功績は、尊敬に値するが、彼の行動は、彼の拠るべき法の精神に、謹厳に、実直に、そして謙虚に依拠した結果であり、日本びいきの結論を期待していたと観るのは、大いなる誤解と言うべきだろう。
阿部首相が、インドを訪問する際に、かのパール判事の、御子息と面談するらしいが、個人的な興味で面会するならともかく、一国の代表として面会するのは、大いなる誤解と、自己愛性からくる諧謔と受け取られてもいたし方ないだろう。この戸惑いを伴う申し出に、ご家族は紳士的に応ずるのかもしれないが、パール判事の真摯な物語を、メロドラマ化する無遠慮な行為は、あるいは、予期せぬ好結果を阿部氏にもたらすかもしれないが、まことに危険な試みであると同時に、コメディである。
打たれても、打たれても、硬化した微笑を絶やさないのは、どこか バスター・キートンのスラップスティック コメディを想起させる・・・・・・・・。
細かい意見
(
通りすがり
)
2007-08-18 18:13:58
この著者は時々、田中正明氏の著書のタイトル「パール判事の日本無罪論」は間違いとして、その根拠に「大日本帝国の肯定ではないではないか」と主張していますが・・・
初歩的ですが、法的には刑が確定しなければ「無罪」であり、「無実」かどうかは、別の論点なんですよね。
アメリカでは、完全に正当な手続きを踏まなければ(デュープロセス)、限りなくクロでも無罪になります。無罪判決をパール判事が出された以上、「日本無罪論」で間違ってないんですけど、大丈夫なんですかねぇコノ人。
結局、この著者は
(
通りすがり
)
2007-08-18 18:25:41
それなりの能力はあるようですけど、既に戦後民主主義を自明にしてしまっていて、現実的でない印象を受けますね。
パール判事は日本の再独立後、「いまだにアメリカから与えられた憲法の許で、日米安保条約に依存し、東京裁判史観という歪められた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や考え方が少しも直っていない。」と言われているそうで。
結局、欧米の植民地競争と、それを受けて始まった日本の戦争、この二つの「罪の軽重」を無視するのは無理を感じます。
結局、パール判事が懸念した、侵略主義を利する結果にしかならないんじゃないかと思うんですがねぇ。
バカげた考えですよ、戦後民主主義や九条思想なんて。
最後に
(
通りすがり
)
2007-08-18 22:48:28
結局、パール判決を、「無条件の大日本帝国肯定論」とする事を作り上げ、
「無罪ではないから、大日本帝国は悪であった」と言ってしまうこの著者。
これ、日本人に特有の「お上は正しい裁きをやってくれるから、
それを受け入れれば良い」という、誤った伝統精神なんですよね。
法は原告・被告の「善悪」を決定する物じゃない。
パール判事はそれに正確に従ったのでしょう。
そこで、敗戦国の代表者のみを事後法で裁いたのだから、
東京裁判は「野蛮な復讐」だったと「道義的に」言えるわけですね。
終戦後の熱狂の中で、「ただ法に照らした判断を出した」事、
それ自体が大変な事であったと敬意を表しますが、
だからと言って、思想の全てを神格化して、
「パール判事の思想は九条主義に近かった」とか、
当時の史料からの判断という事を無視して
「判事は日本軍を断罪している、つまり日本は悪である」と、
予断を加える人が、「我こそは正しいパール判事の理解者である」と
主張するなら、戦中天皇主義と変わらないのでは。
この著者が「予断を持って物事を判断していないか」疑う必要が
あるように感じます。
中島岳志氏のブログ
(
SI
)
2007-08-19 06:06:14
↓著者のブログです
http://www.indo.to/log/nakajima/
著者は
(
ほう
)
2007-08-19 10:57:34
西部グループと仲良しなんだな
歴史から学びべきこと
(
GG
)
2007-08-19 13:44:11
>野分権六さんの文章を全部読みましたか??
>事実を言うだけでなぜ内向き過ぎると考えるのでしょうか。
>野分権六さんの意見はそれほど内向きとは思えません。アメリカが憎いそうですから。
ええと、私の文章から読解できなかったような
ので、再度説明します。
ごく一部の事実だけで全体像が見えていないと
言っているんですよ。
敗戦責任を負うことはあっても開戦責任を
粘着するのは連合国のプロパガンダで、負けたからでしょう。
開戦責任が重要なら日露戦争の「日本の開戦責任」を
なぜ問わない?
日本人は空気に流される傾向が強いので、周りがどう
行動するかに付和雷同するという部分を直して各自が
自分の頭で考える癖を身につける必要があるでしょうね。
大陸拡大路線は共産主義に染まっていた陸軍の体質に
関係していることを反省すべき。
開戦への道筋をつけたのは東条ではなく近衛内閣と
マスコミ、国を挙げてその雰囲気を作った国民にも
責任はあるでしょう。
Something else beside Justice
(
kiki
)
2007-08-20 01:29:21
東京裁判の結論は、戦勝国たる、西洋先進国の価値観の押し付け、という見方もあるでしょう。その父権主義的な価値観の押し付けの存在は、インドや日本といった抑圧される者達を生んでいます。家父長制の下で抑圧されたり禁止されたものを家族関係を通じて中心テーマとしてメロドラマが成立しているとしたら、語り継がれる歴史としての東京裁判の物語は、もともとメロドラマ性をはらんでいると言えるでしょう。人間が、社会的変化を私的経験、感情的語彙以外で理解することを拒否してきたところに、メロドラマの隆盛があると、トーマス・エルセッサーが指摘しています。パール判事の正義感を、日本びいきと推断する、伝聞でしか戦争経験のない、民主主義、保守主義の皮相な理解者が、パール判事に誤解に基づく感情移入をするのは、正に、東京裁判のメロドラマ性を物語るものといえます。
メロドラマの代表作のひとつである、”ステラ・ダラス”は、深い愛情に結ばれた、母娘の物語ですが、母の元に戻ってこようとする娘に対して、娘の将来を思う下層階級出身の母親は、”Something else beside mother"(母親である以外の幸せが欲しい)と言い放ち、引き受け手である上流社会の家族に娘を送り出します。もちろん、母の、海よりも深い愛情(母性至上主義との批判もありますが)からでるせりふで、泣かせる場面です。もちろん、娘の向かう先にも、虚妄がうづまいているわけですが、見事にメロドラマは、終局を迎えます。
パール判事の家族への面会は、東京裁判のメロドラマ性の終焉にはうってつけの設定であると揶揄したいところです。
もちろん、総体としてのパール判事のきめ台詞は、”Something else beside Justice" と言う事になります。
結局
(
Unknown
)
2007-08-20 05:41:26
東京裁判の失敗は、真珠湾の奇襲=「手順を踏まない騙まし討ち」=「宣戦布告前の意図的な攻撃」の責任者の追及を完全にできなかったということだと思います。
これだけは事後法(パリ条約違反)でなく裁けた話だと思います(東條は明らかな有罪)。
ついでに、国民党軍の日本軍に対する攻撃もですが。
パールはある意味国際法に対して無知だったのかもしれませんね。
上げ底系
(
何というか
)
2007-08-20 11:51:35
>パール判事の正義感を、日本びいきと推断する、
>伝聞でしか戦争経験のない、民主主義、保守主義の皮相な理解者が、
この本と著者もその類でしょう。
「法」に基づいて、予断を持たず判断する姿勢こそが重要なのであり「日本への同情」「欧米への悪意」などの予断を反映させること自体が、あり得ない話ですが、東京裁判の全体像は、まさにそういう裁判だった。
確かにパール判事は、日本への同情で判決を下したのでないのは自明ですが、そんな主張をしている「右派」は見たことがありませんが。
日米戦争が正しかったかは別として、この著者のような「個々の残虐行為があった」という「手段」の負の要素で、目的(プロパガンダ)の「アジア解放」を否定する論理は成り立たないので、
この点を持って「パール判事も怒っておられるから、絶対平和主義だ!」と言うのはどうなんでしょうね。
そもそも「大東亜戦争は悪かったが、インド独立運動は良かった」という主張を繰り広げている点、ガンジー主義も非暴力の戦いである点を無視するなど、集会遅れの主張が見受けられます。
戦後民主主義という予断をもち、パール判事と憲法九条で上げ底している点で、レベルの低い右派と同じ穴のムジナです。
真珠湾攻撃
(
何というか
)
2007-08-20 11:51:49
>東京裁判の失敗は、真珠湾の奇襲=「手順を踏まない騙まし討ち」=「宣戦布告前の意図的な攻撃」の責任者の追及を
これは東京裁判では、パリ不戦条約の不備(自衛と侵略の曖昧さ)と、既に米英が中立義務を破り、一方に経済支援をしていた点において、「真珠湾攻撃は奇襲ではない」と結論付けられています。
しかも企画立案者は、既に死亡している山本五十六で、さらに言えば「宣戦布告を行ってからの開戦」は、その後の国際社会でも慣習化されていません。(朝鮮戦争、ベトナム戦争など)
国際慣習法は、慣習化されたと認められない限り実効性を持ちません。それを「奇襲すなわち悪だから裁く」という観点は全くの間違いです。
Unknown
(
ぷぅ
)
2007-08-23 13:29:02
NHKで東京裁判の番組やってたけど、相変わらずイデオロギーの押し付けだった。
結局、連合国の考えっていうのは、ニュルンベルグ裁判と同じように日本を裁くことで、ニュルンベルグ裁判に後付で権威付けをしたかったんだと思った。
NHKは、パール判事は日本を擁護したんじゃないとか、連合国は最初から日本の立場を決めて裁こうとしたわけじゃないとか、印象付けるためのナレーションをたくさん入れてたけど、結局は連合国は目指すべき方向性を持ってたけど期待したほどはうまく行かなかったってことだったと思う。
平和を犯した罪?
(
たまごちゃん
)
2007-08-23 14:04:02
日本が無実だったとは思わないけれど、
植民地支配から、絨毯爆撃から、原爆投下から、
(軍事施設などではなく、明らかに民間に向かった攻撃だった)
現在のイラク戦争まで、欧米諸国は、戦争犯罪
犯しまくりだ。
そして、どう考えても、ブッシュは戦争犯罪人だ。
そして、のうのうと正義を語る面の皮の厚さ!!
国連頑張れよ!!
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米英に憧れながら怒りを抱いた感覚がよく理解できます。当時は、それほど図抜けていた存在だった。
日本は利用され調子に乗ったところを梯子を外され、徹底的に潰された。米英は、日本やドイツを叩くことで植民地主義から免罪されようとしたが、しかし、今や米英は憧れの対象ではなくなりつつあり、世界中から怒りを買いつつあるようです。
その一方で、世界中のエリートの言語が英語になり、巨悪の大日本帝国は正史となるでしょう。
実際は、絶対にそういう存在ではなかったですけどね。アジアにとっては、大日本帝国があのまま存続していたら今よりもっと幸福だったでしょう。
太平洋戦争は米国のミスです。キッシンジャー流の地政学が、米国にとっても世界にとっても平和と安定をもたらすとは限らないと確信しています。
> 欧米諸国の植民地争奪戦がいかに狂っていたかに無自覚なまま、それをまねようとして失敗した日本を断罪するのは欺瞞である。
読売の社説によれば、戦争を引き起こした責任は、結局日本にあるそうです。表向きは勝者の裁きを批判してはいますが。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070814ig90.htm
北を攻めず、崩壊を免れたいと思う太陽政策。日本人には理解しがたいところですが、陸続きの国、まして同じ民族ともなれば 諸事情ってやつが働きますよね。
いずれにしろ 戦争は経済だけでとどめおきたいものです。
「自国の宗教は大事にしろ。靖国も参拝しろ」とかいってるムスリムがニューズウィークに載っていて面食らった記憶があります。
こないだの中越地震でもサウジアラビアが2億円ポンっと寄付してくれました。
それはまあその通りなんだけどそれでもそれに乗ってはいけなかったですよ。
最終的にアメリカと戦争になるにしても可能な限り避けるしかないです。
もしくは戦争するならずるずる12月引っ張らずにもっと早期にいいタイミングを見計らって攻撃すべきです。
外交がうまくいかなかったから戦争とか言い訳作って戦争してるようじゃ全然ダメ。
この辺軍部の意見が強かったのは事実ですが必ずしも軍部が主導権を取れず御前会議での妥協の産物でしか何事も決まらないのがいかんともしがたいです。
そして独断先行で前線指揮官が暴走してもこの処罰も紛糾して決まらない。
会議をしてもつまらないことや派閥争いばかりで何も決まらないのは今も昔も何も変わってないですね。
#嵌められた!って言うのはいいんですけど
なんで嵌めて戦争したかったのか?
その辺考えとかないと。
もう当時は「欧米同士で争うのは損だからみんな(欧米)で幸せになろうよ」
って考えなのに日本が中国を独占しようとしたからです。
長期を見据えたビジョンを持たなくてはいけないのですが残念ながら今日でもそれはないように思えます。
何も持たない人間が一人づつ、イギリス人憲兵達の前に歩みより、無抵抗でめった打ちにされるのですが、そのうちに憲兵達が泣き崩れていく。ユートピア左翼の発想かも知れませんが、「植民地支配に対しては何の力にもならなかった」とは考えたくない。特に大戦が続き、暴力に対する嫌悪感が充満していた時代において、パブリシティとしては強烈だったと思う。
今、パレスチナが同じことをしたら、イスラエルと米国は相当ビビると思う。
共産主義の欠陥は、歴史が証明しましたが、米国の地政学の欠陥はまたしっかりと認識されていません。
地政学は、国家の体裁が整った欧米日本などのプレーヤーでなりたつ戦略ゲームでは有効ですが、そうでないプレーヤーを含む場合は、結果が不定に予測できない状態になります。
米国は、現在の中国がそういうプレーヤーであるか分析して認識しないと太平洋戦争と同じ失敗を繰り返すことになります。
先の太平洋戦争がなければ、大日本帝国の影響で中国大陸が十分に文明化したのちに、帝国内の朝鮮族台湾族漢族の煽動を行って、帝国の分裂を誘発した後に東アジアの分断統治にもっていけたはずです。
左翼と化しますね。ナベツネの影響でしょうか。
東条英機よりも問題は近衛文麿内閣と当時日本を
共産化させようと画策していた陸軍内部に多数
いた共産主義者やマスコミでしょう。
戦前の右翼も共産主義であり、全体主義的
傾向は共産主義のイデオロギーからくる思想
統一に関係することを統括しないと過ちから
学習したとは言えません。
サヨクのようにひたすら内向きの思考しか
なく、意見の異なる人間を排除する傾向の
強い輩を見る度に、自由主義を守っていく
必要性を強く感じます。
そして、そんな英米仏連合国とアジア系被害者が、裏でつながり、「人権」の名の下に大日本帝国やナチやソ連や最近では中国糾弾に向けて大同団結できてしまう。
日本は見事に嵌まり込んでしまいましたね。
しかし、そんな英米仏連合国も、その「人権」という建て前ゆえに、移民を抱え、崩壊寸前。
そして最後に残った、民族主義的下心を最後まで温存してきた「アジア系被害者」連中の国も、豊かになるにつれて、いづれは「人権」の名の下に移民を抱え、崩壊することになる。
そういう近代的循環ゲームの途上なんだと思いますね。
そう考えれば、日本がすべきことは自ずと見えてくるのではないでしょうか?
間違っても「欧米も悪かったじゃん」式に幼稚な帝国民族主義に固執することではない。判断留保を続けることでもない。
「近代的人権循環ゲーム」に耐えられる社会体制を作って、そのゲームに棹差し、加速させていくことです。
一方的な断罪の目論見が、アジア的良心の奮闘により、潰えるわけにはいかなかった。パール判事の見識と冷静な判断は、われわれ、後世の力なき市民にも勇気を与える歴史と化したが、彼の存在が、東京裁判の結論に奥行きを与えているのも、事実である。
自ら、戦争責任を処断しなかった国民が、憲法9条の非戦の誓いをもって、自らの戦争責任を高らかに宣言したと、見る見方もあるかもしれない。その9条の改定は、そうした戦後処理の終焉のひとつの象徴となるであろうが、全体主義の跳梁をやすやすと許した、戦前の”大勢順応主義”は現在においては克服されているのであろうか。いささか、単純化しすぎのきらいはあるが、戦前とほとんど変わらない心性で、居るとしたら、非戦の誓いをはずすのは、時期尚早である。
パール判事が、慎ましく断罪しようとしたのは、大勢順応主義であり、すべての国民の戦争責任である。
また、米国との友好、同盟が、日本にとって必要不可欠であることも、よく理解している。
しかし、戦中派のはしくれでもある私は、米国への憎悪の念を押さえかねる時がある。
遠い過去は、もう水に流したつもりだ。
今は、なかよくつきあっていきたい。
今後も、是非ともなかよくしたい国、味方にしておきたい国である。
世界の他の国と比べれば、立派な国であることも確かだと、思う。
だが、戦争末期の、日本中の都市の非戦闘員を皆殺しにしようとした、あの無慈悲で残虐きわまる空襲の記憶や広島・長崎への原爆投下を思うとき、そしてそれらのことについて未だに一度も謝罪しようとしない姿を見るとき、私は米国を憎むのである。
他にも、米国のやることには、腹立たしいことがたくさんある。
いっそ、言いたいことを全部ぶちまけてやれ、とも思う。
しかし、米国は、尊大で、聞く耳持たぬ国である。たぶん、そんなことをしたら、とんでもないしっぺ返しをしてくることは、明白である。
我慢するしかないのか。それは、できない。
結局、冷静に相手の反応を見ながら、こちらの考えをゆっくりと、少しずつ、辛抱強く、伝えていくしかないだろう。
昭和16年12月、日本は米国・英国に宣戦した。この時の首相が東条英機である。
勝ち目のない、無謀な戦争であった。
東条は、昭和天皇に奏して、あくまで開戦を阻止すべきであった。それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
たとえ相手にどんなに非があろうとも、こちらがいかに正しかろうと、勝てる見込みがないことがはっきりしている戦いをすべきでないことは明白である。
昭和天皇の終戦の詔勅にあるように、「我が民族の滅亡を招来する」からである。
誤った開戦の責任は、時の最高権力者たる東条が負わねばならぬ。
さらに、東条は、昭和19年7月に辞任するまで、長期にわたり、首相として、数々の要職を兼務し、憲兵隊・特高警察等を使って反対する人々を弾圧するなどして、強権的、独裁的な政治を行った。
東条の戦争指揮は、拙劣をきわめた。
自身は安全な場所でぬくぬくとしながら、前線の兵士には過酷な作戦を強要し、あげくに玉砕を命じた。
敗戦が決まったとき、東条は、明確に国民に謝罪した上で、自決すべきであった。
機会も方法もいくらでもあった。しかし、しなかった。
東条は、戦勝国によって裁かれるのではなく、日本、我々日本人が裁くべきだった。
東条の他にも、日本が裁くべき戦争指導者は大勢いた。
それを無罪放免にしたのは、戦後日本の大きな間違いであった。
いさぎよく自決した者は許してもやろう。しかし、国民に謝罪もせず、自決もしなかった者は、決して許さない。
中東の構造と言うのは、地中海側に
仏・レバノン・緩衝国シリア・イラク
英・イスラエル・緩衝国ヨルダン・イラク
米・インド洋アラビア海沿いに無数の小国・内陸に大国サウジアラビア
独・トルコ
そして、露中が接近中のイランです
これらの中東の国々の形は、地政学的設計に基づいて植民地時代に決められたものです。
アフガン・イラク戦争は、対テロ戦争の目的以外にはイランを陸の孤島にするための戦争ですが、イラクについての必要性は、イラク自体が封鎖状態であるために欧州は必要性を感じなかった。しかしアフガンには必要性を認めたということではないでしょうか?
しかし、結果は戦争により従前尾政治体制が崩壊すると破綻国家となりコントロールが不能になる。
どの国際法に違反していた、と考えてますでしょうか?
不備・問題があった、というのは通説ですが「違反」となるとどの部分に違反しているかある程度具体的に上げるべきではないかと思います。
(現在なら国際司法裁判所にて裁くことになるでしょうが私も当時でどうか不勉強でよくわかりません)
国際法を学ぼう!
http://www4.ocn.ne.jp/~tishiki/kokusaihou.html
こんなサイトを見つけましたが中学で入門用にこういう感じのを学べると国際感覚を磨く、いい機会になるのではないかと思います。
> 戦勝国によって裁かれるのではなく、日本、我々日本人が裁くべきだった。
吉田望氏によれば、東久邇内閣は、戦後すぐに戦犯の自主裁判を検討したそうですが、昭和天皇は大反対だったそうです。
木戸幸一侯爵も次のように考え、これに反対していたようです。
「天皇の名で戦争をして、こんどは天皇の名で指導者を裁くというのは、当時の機構では不可能だ。それに、やるとなれば、どうせなんだかんだと一種の国民裁判になる。共産主義者もでてくるだろうし、そんなお互いに血で血を洗うような裁判を天皇の名でやるというのは、賛成できないね」
http://www.nozomu.net/journal/000150.php
「大東亜戦争」を肯定する立場じゃなくて、東京裁判を否定する立場、日本擁護じゃなくて公正な立場だと思ってるんだけど…。
だからこそ説得力を持つんだし、当時、敗戦国日本を裁く立場にあって、公正さを保つってことは、やっぱりスゴイと思うの。
>欧米諸国の植民地争奪戦がいかに狂っていたかに無自覚なまま、それをまねようとして失敗した日本を断罪するのは欺瞞である。
だよねだよねぇ〜。
欧米諸国は今でも同じことの繰り返しだもん。
アナザーコフィンさん
>こないだの中越地震でもサウジアラビアが2億円ポンっと寄付してくれました。
知らなかった。教えてくれてありがとぉ。
>それでもそれに乗ってはいけなかったですよ。
>外交がうまくいかなかったから戦争とか言い訳作って戦争してるようじゃ全然ダメ。
>もう当時は「欧米同士で争うのは損だからみんな(欧米)で幸せになろうよ」
って考えなのに日本が中国を独占しようとしたからです。
凄い後知恵で、とっても傲慢。
そいでもって、『日本が中国を独占しようとした』なんて、私よりも無知。
>他方で周辺地域を抑圧した加害者という面もある。
現在の認識で裁いてるみたいだね。
当時は世界の陸地の85%を欧米が支配していて、日本が無ければ各国の独立運動も当面無かったってことを忘れてるとしか思えない。
貧すれば鈍するで、迷惑を掛けたことは申し訳なかったけど、抑圧したってゆーのは事実じゃないでしょ。
>「近代的人権循環ゲーム」に耐えられる社会体制を作って、そのゲームに棹差し、加速させていくことです。
世界中が平和勢力だらけになればいいとか?
>被告人のほぼ全員を有罪とすることで、恐怖の全体主義を指弾する必要性があったのであろう。
最初から全員有罪にすると決まっているなら、裁判なんかする必要無いじゃん。
弾圧すればいいだけ。
でも、欧米は日本を糾弾するために『植民地主義はもう終わった』ことにしちゃった。
だから裁判もどきの茶番が必要だったんだよ。
>全体主義の跳梁をやすやすと許した、戦前の”大勢順応主義”
軍の独走を許してしまったのは主義じゃなくて、軍を政府の中じゃなくて天皇の直下に置いたシステムの問題だよ。
そしてそれは既に是正されてる。
>たとえ相手にどんなに非があろうとも、こちらがいかに正しかろうと、勝てる見込みがないことがはっきりしている戦いをすべきでないことは明白である。
>誤った開戦の責任は、時の最高権力者たる東条が負わねばならぬ。
アメリカがどうしても戦争に持ち込もうとしてるのに、どうやったら逃れられたんだろう?
まずは日本軍の血と日本国民の血税を注ぎ込んだ正当な権益である満州を手放す。
当然それだけじゃ済まない。
勝てないから戦えないなら、どこまでも譲歩するしかないんだもんね。
最終的には植民地になるしかないよね。
それに国内からは『弱腰』って突き上げがあるよね。
倒幕のときのようなことが起こったかもしれない。
当時、ロシアは日本共産党の黒幕で武器も資金も提供してたから、共産主義者の死者より警官の死者の方が10倍くらいいた。
共産主義革命が成功してたかもね。
もーメチャクチャですなー。
>どの国際法に違反していた、と考えてますでしょうか?
つまり、パール判事の主張を読んでみる気はないと…。
>それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人
>もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
未だにこんなこと言っている人がいるのに驚きます。
GHQ の洗脳政策は大成功と言えます。
この内向き過ぎる民族性をなんとかしないと。
ルーズベルト大統領らアメリカ政府が明確に対日先制攻撃を仕掛ける
国家意志を抱いていたことは明らかです。
この経緯を、当時財務長官だったモーゲンソーの日記など米側資料で
裏付けたアメリカの南カロライナ大学のロバート・トンプソン教授は
「旧日本軍による真珠湾攻撃の一年前から、米国が当時の蒋介石
国民党政権に多数の爆撃機を供与し、工業地帯を中心に日本空爆を
ひそかに計画していた」
として、アメリカは外交・軍事両面であらゆる手段を使って日本を
戦争に引きずり込む方針だったと断定しています。
日本が乗ってこないなら先に空爆されているだけです。
支那方面の戦争責任はソ連と中国共産党のみならず、事変拡大を煽った
陸軍と尾崎ら共産党シンパに責任は少なからずあると思われますが、
対米戦争はソ連の陰謀に易々と乗っかった当時のアメリカ民主党政権
の強烈な侮日政策と人種差別ぶりを抜きに語ることはできないでしょう。
>>それをしなかったために、何百万人もの日本国民が死に、何千万人
>>もの人々が悲惨な目にあうことになったのである。
>未だにこんなこと言っている人がいるのに驚きます。
>GHQ の洗脳政策は大成功と言えます。
>この内向き過ぎる民族性をなんとかしないと。
野分権六さんの文章を全部読みましたか??
事実を言うだけでなぜ内向き過ぎると考えるのでしょうか。野分権六さんの意見はそれほど内向きとは思えません。アメリカが憎いそうですから。
歴史にあまり興味のない一般的な人にとって戦時中と言えば「ほたるの墓」か「はだしのゲン」のイメージが強いですよ。女性やこどもの視点。なんとなく戦争が天災のように扱われる描写。悲惨で貧しいなぁと。
8月のこの時期は「硫黄島からの手紙」ではないです。平和への願いは大切だと思います。
ごちゃごちゃにしたままだから、広島や長崎の核兵器のイメージを戦争に広げてる人が多い気がします。話題になった時は戦争はあくまでも政治の一部であって個別の兵器を使用することとは別の判断が働いている、と伝えるようにしています。
まぁでも学校で自虐史観を教えるからどうにもならないでしょうけど。量産体制ばっちりですから。教育者側は近代史を深く教えることを避けている印象です。つまり戦争を教えたくないようで。それと歴史教育自体、古代史から勉強するのでたいがいの人は50年とか100年スパンで歴史をみる癖がついてる。個人的には近代史は5年スパンだと思いますけど。教育改革でいじめや学級崩壊やしつけに力を入れるのもいいですが、歴史教育はもうちょっとどうにかならんかと思うわけです。自国史だから何を書いてもかまわないといわんばかりの「新しい歴史教科書を作る会」は気に入りませんけど。アメリカは歴史が短いので200年間をびっちりと教えるそうです。近代の複雑さも教えることができるでしょうね。その点はうらやましいです。ぜひ日本も義務教育で近代史を充実させてほしいです。
阿部首相が、インドを訪問する際に、かのパール判事の、御子息と面談するらしいが、個人的な興味で面会するならともかく、一国の代表として面会するのは、大いなる誤解と、自己愛性からくる諧謔と受け取られてもいたし方ないだろう。この戸惑いを伴う申し出に、ご家族は紳士的に応ずるのかもしれないが、パール判事の真摯な物語を、メロドラマ化する無遠慮な行為は、あるいは、予期せぬ好結果を阿部氏にもたらすかもしれないが、まことに危険な試みであると同時に、コメディである。
打たれても、打たれても、硬化した微笑を絶やさないのは、どこか バスター・キートンのスラップスティック コメディを想起させる・・・・・・・・。
初歩的ですが、法的には刑が確定しなければ「無罪」であり、「無実」かどうかは、別の論点なんですよね。
アメリカでは、完全に正当な手続きを踏まなければ(デュープロセス)、限りなくクロでも無罪になります。無罪判決をパール判事が出された以上、「日本無罪論」で間違ってないんですけど、大丈夫なんですかねぇコノ人。
パール判事は日本の再独立後、「いまだにアメリカから与えられた憲法の許で、日米安保条約に依存し、東京裁判史観という歪められた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や考え方が少しも直っていない。」と言われているそうで。
結局、欧米の植民地競争と、それを受けて始まった日本の戦争、この二つの「罪の軽重」を無視するのは無理を感じます。
結局、パール判事が懸念した、侵略主義を利する結果にしかならないんじゃないかと思うんですがねぇ。
バカげた考えですよ、戦後民主主義や九条思想なんて。
「無罪ではないから、大日本帝国は悪であった」と言ってしまうこの著者。
これ、日本人に特有の「お上は正しい裁きをやってくれるから、
それを受け入れれば良い」という、誤った伝統精神なんですよね。
法は原告・被告の「善悪」を決定する物じゃない。
パール判事はそれに正確に従ったのでしょう。
そこで、敗戦国の代表者のみを事後法で裁いたのだから、
東京裁判は「野蛮な復讐」だったと「道義的に」言えるわけですね。
終戦後の熱狂の中で、「ただ法に照らした判断を出した」事、
それ自体が大変な事であったと敬意を表しますが、
だからと言って、思想の全てを神格化して、
「パール判事の思想は九条主義に近かった」とか、
当時の史料からの判断という事を無視して
「判事は日本軍を断罪している、つまり日本は悪である」と、
予断を加える人が、「我こそは正しいパール判事の理解者である」と
主張するなら、戦中天皇主義と変わらないのでは。
この著者が「予断を持って物事を判断していないか」疑う必要が
あるように感じます。
http://www.indo.to/log/nakajima/
>事実を言うだけでなぜ内向き過ぎると考えるのでしょうか。
>野分権六さんの意見はそれほど内向きとは思えません。アメリカが憎いそうですから。
ええと、私の文章から読解できなかったような
ので、再度説明します。
ごく一部の事実だけで全体像が見えていないと
言っているんですよ。
敗戦責任を負うことはあっても開戦責任を
粘着するのは連合国のプロパガンダで、負けたからでしょう。
開戦責任が重要なら日露戦争の「日本の開戦責任」を
なぜ問わない?
日本人は空気に流される傾向が強いので、周りがどう
行動するかに付和雷同するという部分を直して各自が
自分の頭で考える癖を身につける必要があるでしょうね。
大陸拡大路線は共産主義に染まっていた陸軍の体質に
関係していることを反省すべき。
開戦への道筋をつけたのは東条ではなく近衛内閣と
マスコミ、国を挙げてその雰囲気を作った国民にも
責任はあるでしょう。
メロドラマの代表作のひとつである、”ステラ・ダラス”は、深い愛情に結ばれた、母娘の物語ですが、母の元に戻ってこようとする娘に対して、娘の将来を思う下層階級出身の母親は、”Something else beside mother"(母親である以外の幸せが欲しい)と言い放ち、引き受け手である上流社会の家族に娘を送り出します。もちろん、母の、海よりも深い愛情(母性至上主義との批判もありますが)からでるせりふで、泣かせる場面です。もちろん、娘の向かう先にも、虚妄がうづまいているわけですが、見事にメロドラマは、終局を迎えます。
パール判事の家族への面会は、東京裁判のメロドラマ性の終焉にはうってつけの設定であると揶揄したいところです。
もちろん、総体としてのパール判事のきめ台詞は、”Something else beside Justice" と言う事になります。
これだけは事後法(パリ条約違反)でなく裁けた話だと思います(東條は明らかな有罪)。
ついでに、国民党軍の日本軍に対する攻撃もですが。
パールはある意味国際法に対して無知だったのかもしれませんね。
>伝聞でしか戦争経験のない、民主主義、保守主義の皮相な理解者が、
この本と著者もその類でしょう。
「法」に基づいて、予断を持たず判断する姿勢こそが重要なのであり「日本への同情」「欧米への悪意」などの予断を反映させること自体が、あり得ない話ですが、東京裁判の全体像は、まさにそういう裁判だった。
確かにパール判事は、日本への同情で判決を下したのでないのは自明ですが、そんな主張をしている「右派」は見たことがありませんが。
日米戦争が正しかったかは別として、この著者のような「個々の残虐行為があった」という「手段」の負の要素で、目的(プロパガンダ)の「アジア解放」を否定する論理は成り立たないので、
この点を持って「パール判事も怒っておられるから、絶対平和主義だ!」と言うのはどうなんでしょうね。
そもそも「大東亜戦争は悪かったが、インド独立運動は良かった」という主張を繰り広げている点、ガンジー主義も非暴力の戦いである点を無視するなど、集会遅れの主張が見受けられます。
戦後民主主義という予断をもち、パール判事と憲法九条で上げ底している点で、レベルの低い右派と同じ穴のムジナです。
これは東京裁判では、パリ不戦条約の不備(自衛と侵略の曖昧さ)と、既に米英が中立義務を破り、一方に経済支援をしていた点において、「真珠湾攻撃は奇襲ではない」と結論付けられています。
しかも企画立案者は、既に死亡している山本五十六で、さらに言えば「宣戦布告を行ってからの開戦」は、その後の国際社会でも慣習化されていません。(朝鮮戦争、ベトナム戦争など)
国際慣習法は、慣習化されたと認められない限り実効性を持ちません。それを「奇襲すなわち悪だから裁く」という観点は全くの間違いです。
結局、連合国の考えっていうのは、ニュルンベルグ裁判と同じように日本を裁くことで、ニュルンベルグ裁判に後付で権威付けをしたかったんだと思った。
NHKは、パール判事は日本を擁護したんじゃないとか、連合国は最初から日本の立場を決めて裁こうとしたわけじゃないとか、印象付けるためのナレーションをたくさん入れてたけど、結局は連合国は目指すべき方向性を持ってたけど期待したほどはうまく行かなかったってことだったと思う。
植民地支配から、絨毯爆撃から、原爆投下から、
(軍事施設などではなく、明らかに民間に向かった攻撃だった)
現在のイラク戦争まで、欧米諸国は、戦争犯罪
犯しまくりだ。
そして、どう考えても、ブッシュは戦争犯罪人だ。
そして、のうのうと正義を語る面の皮の厚さ!!
国連頑張れよ!!
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