イオンが大型商業施設の建設を計画している京セラドーム大阪の横の空き地=大阪市西区
イオングループは、京セラドーム大阪(大阪市西区)の東側に2012年3月をめどに大型商業施設「イオン大阪ドームショッピングセンター(仮称)」を出店する。ドーム周辺の再開発は、09年3月の阪神なんば線開通に合わせて検討されたものの具体化していなかったが、ようやく動き出す見通しになった。
イオンリテールが大規模小売店舗立地法に基づいて大阪市に届けた内容によると、2万8千平方メートルの敷地に地上8階、地下1階、延べ床面積9万平方メートルの建物を建設。店舗は1階と3〜5階の計2万8千平方メートルで、6〜8階に730台分の駐車場を確保する。
営業時間は午前9時〜午後11時を予定。敷地は地下鉄・長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅と阪神なんば線のドーム前駅に直結している。2日夜に地元で説明会を開き、来年1月の着工を目指す。
建設予定地は、97年のドーム開業に合わせて娯楽施設がつくられたが、05年にドームの運営会社が倒産。その後、娯楽施設も取り壊された。現在は更地で、土地所有者の大阪ガスグループが開発主体の企業を探して交渉していた。