2005年01月18日
【雑文】ネット「情宣」戦略は俗に「ネットウヨク(?)」と呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手だと思う
「四トロ同窓会三次会」
http://6305.teacup.com/mappen/bbs
より。
ネット「情宣」戦略は俗に「ネットウヨク(?)」などとと呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手だと思う 投稿者:まこと@出先で休憩中 投稿日: 1月18日(火)
ふむふむさんの投稿にも関連しますが、パソ通・ネット歴十ウン年の私が思うに、殊にネット上での「情宣」戦略は左翼やリベラル層よりも、俗に「ネットウヨク」などと呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手のような気がします。
96年から98年頃、すなわち自由主義史観研究会の結成、オウム・薬害エイズ問題を契機にした「ゴー宣」小林よしのり氏の急激な「右傾化」、そして新しい歴史教科書をつくる会の結成・・・、この時期に彼らは「南京大虐殺」「従軍慰安婦」等の問題で彼らの言うところの「サヨク」の論理に「対抗」するために、近現代史問題に疎い人たちも入り込み易いFAQサイトやポータルサイトの開設を続々と行っていました(「よしりんwatch」→「日本ちゃちゃちゃクラブ」、「南京大虐殺はウソだ!」、「ゴーマニズム梁山泊」など)。
対してこの時期、こうした動きに対して左翼・リベラル層のネットワーカーは「ウヨがごちゃごちゃ言っているぜ」と軽侮する向きなど、「内向き」の対応をする向きが多く、彼らの動きに真っ向「勝負」していたのは「対抗言論」の高橋亨さんや「問答有用」のクマさん、同掲示板常連のピエールさんやベルナールさんなど、ごく一部だったものです。
もちろん当時も良識派(?)の「南京虐殺」「慰安婦」告発サイトもあったにはありましたが、こうしたサイトの多くは内向きというか、ある程度近現代史の基礎知識が無いと内容を把握しにくいものが多く、一般のネットワーカーを引き付けるに足りるものでは無かったような気がします。FAQ形式でわかり易く「南京虐殺」無かった論に反論する類のサイト(タラリさんのサイトなど)が登場したのは、21世紀に入ってからのことだと思います。
そして、99年ごろからかな、彼らが反転攻勢に打って出て、「日本ちゃちゃちゃ」などを拠点に「サヨク」サイトを「論破」しに行ったのは。そして、こういう動きに「サヨク」の側はしなしば削除など「防戦」姿勢で対応し、これを彼らは「民主主義を唱導するサヨクは実は『言論弾圧』者だ」といった類の「逆宣伝」の材料に使用したという経緯もあります。
いま、ネット界隈で、俗に「ネットウヨク」と呼ばれる層が激増しているのは、こうした左翼・リベラル層の対応の「誤り」もあると私は思っていますし、ネット言論界の「右傾化」が日本社会全体の「右傾化」に拍車を掛けているという一面もあるのではないでしょうか。
嘗て、「ニセユダヤ人と日本人」というイザヤ・ベンダサン=山本七平氏への反論本を出した宗教学者の浅見定雄氏は執筆の動機として、真っ当な学者・専門家の多くは山本氏なんて「嘘」やインチキだから一時的なブームに過ぎない、いずれ廃れると思い放置していたが、何時の間にか山本七平的な価値観は世を席巻していき、これを放置してはとんでもない事態になると思いあの本を書いたということを語っています。
この浅見氏の言は、いまのネット界の「右傾化」状況にも示唆を与えてくれているような気がします。
昨年、私があやふやな情報をかき集めた格好ではあったものの、イラク人質「被害者自作自演」説を検証するサイトを立ち上げたのも(既に閉鎖してはいますが)、この間の「ネット世論」の動向に危惧を抱いたからというのも理由にあります。あの時、私の元には「お前は自作自演を仕組んだ『過激派』系市民団体の手先」だの、「高遠・今井・郡山の身内の者か?(というか私は彼らと会ったことすら無い)」といった類のメールが少なからず届いたものですが、その一方で「こういうサイトを待ち望んでいた」といった内容の激励メールも数多く頂き、その後類似の「検証」作業を行うサイトも複数現れ、取り敢えずは大海に一石を投ずる位のことはできたのではないか、と思っています。
彼らの動きを「『ネット右翼』の戯言」と小馬鹿にするだけでは無く、時にはこちら側から「反転攻勢」的な情報戦略を採る必要もあるのではないかと思う次第です。とりわけ、こういう時代には。
どうも左翼やリベラル派はインターネットメディアの持つ影響力を「過小評価」している向きの人が少なくないような気がする、というのが私の正直な印象です。もちろん、「過大評価」も禁物ではありますが。
まっぺんさん、削除担当者さん 投稿者:ふむふむ
4トロ板は「左翼的・人道的倫理規定」が効いているみたいだから良いのですが、最近の権力弾圧やそれに呼応したゴマウヨたちの妄動は本当に醜いですね。削除担当さんも本当にご苦労様です。
問題は、NHK放送干渉事件に対する海外での反応のように、「世界の非常識」でしかない「日本の常識」について、日本の左派や良心派がやや無自覚で鈍感なことです。
この板は、「休息と交流の場」としての性格を維持しつつも、出来たら、外の「戦場」に参戦するための英気を養い「自覚」を高める(偉そうに!)空間にしたいものですね。
お友達的掲示板が右翼に攻め込まれている状況を放置していては、ベトナムもイラクも無いと思いますから。
つーかそおゆう余所の掲示板のネタを持ち込むのは、 投稿者:黒目 投稿日: 1月15日(土)
荒らしをこちらの板に呼び込む事をしか意味しないんですがね?
この板に荒らし呼び込んで、面白いですか?
Re:この板に荒らし呼び込んで、面白いですか? 投稿者:ふむふむ
いや、面白くはナイんですがね(笑)
IP丸出しで来る阿呆についての情報収集が出来るぐらいの意味はあると思います。
串でも値札ぐらいは付いていますし。
有志(勇士)の皆様には引き続きよろしくお願いします。
sinken板救済委員会(準)
だったら 投稿者:noiz@労働の随に 投稿日: 1月17日(月)
> IP丸出しで来る阿呆についての情報収集が出来るぐらいの意味はあると思います。
> 串でも値札ぐらいは付いていますし。
IP記録できる掲示板を用意してそこで収集すればよいことです。
流し込みは… みっともないよ。
運営者がそれを望んでいた、としてもです。
助っ人頼むくらいならやめちまえって思いませんか。
反戦ネットワークの掲示板では余力がないときはさくさく削除、
余力あるときはちょっとだけ相手して結局削除、
という方針でやっております(w
自主孤立??? 投稿者:ふむふむ 投稿日: 1月17日(月)
>反戦ネットワークの掲示板では余力がないときはさくさく削除、余力あるときはちょっとだけ相手して結局削除、という方針でやっております(w
そんな〜(笑)削除基準を勝手に変動させているんですか?
しかし皆さん冷たいですね(笑)形式的には「煽り」になるのかもしれませんが、ニーメラーの警告もあったわけだし・・・・・
「ネットウヨ良いところ」(笑) 投稿者:まこと@出先で休憩中
>しかし皆さん冷たいですね(笑)形式的には「煽り」になるのかもしれませんが、ニーメラーの警告もあったわけだし・・・・・(ふむふむさん)
こんな事を書いているブロガーも、いますよ(笑)。
*「ネットウヨ良いところ」
(「本宮ひろ志先生を支援する勝手連(通常時・ネット右翼問題を考える国民会議)」より引用)
「日頃プロ奴隷と馬鹿にし(実際そうなのだが)コケにしているネット右翼どもだが、実は良いところもある。敵についても良いところは当然見習うべきなのである。以下ネット右翼の良いところを真剣に考えて見た。
一 決して仲間を見捨てない。どんなに馬鹿で「本当こいつ頭オカシイだろう」と思われるネット右翼でも必ず仲間がわんさかと押し寄せ助けに来る。これが左翼ブログならどうだろうか。一部の例外を除いて(例えば北国ブログなど)ほとんど助けなどブログ主には期待できない。一人で必死に反論するか、あるいは放置、そしてそのうちコメント板の閉鎖に追い込まれる事多々である。
ニ 決して仲間への感謝を忘れない。どんなアホな支援レスであろうが感謝の言葉を述べる。これが左翼ブログとなると「お前の意見は参考にならん」「いらない支援」と平気で言う奴がいる。まったくそんな『助けがい』がない奴は助けてやらんのだが。
(以下略)」
http://sinrigakukenkyu.ameblo.jp/entry-9b2996ee9c3733a442604194989c3a5b.html
*引用者注記・・・半角カナの箇所のみ全角カナに修正しています。
反反体制の僕ちゃんたち 投稿者:草加耕助 投稿日: 1月18日(火)
>久我山支部さん
「ネタ元」としての紹介ありがとうございます。
しかーし。今日自分のブログに書こうと思っていたネタを先に書かれてしまった(笑
まあいいんだけど。
しかし関生労組弾圧の続報・現状がなかなか伝わってこないのでやきもきしています。具体的に自分が何をすれば良いのか方向がわからない。闘争現場に足場のない私はネットだけがたよりです。情報があれば積極的にこの場などでご教示お願いします。
ネットウヨ>
まことさんやふむふむさんの問題意識は多少は私も持っていました。しかしやはり「面白い話題があるよ」ならともかく、「わざわざこちらから喧嘩を買いに出かけていく」なんてのはあんまりしたくないなあ。
左翼には「権力との闘いが第一」で、ちょっとやそっと右翼的な意見をもった民間人がいても、少なくともこちらから喧嘩を売りにわざわざ出かけていったりしないという「古き良き伝統」があると思うんですよ。(一方で同じ左翼同士の意見の違いに対しては、わざわざ出かけていってでも叩いておくという「悪しき伝統」もあるが)
しかしまあネットでしか「活動」できない現状の私ですから、せめて自分くらいはネットウヨク、プチウヨクの増殖について、全体の10%くらいの力を割いて対抗してみようかなあと。ちょうどそういうことを考えているところだったんですよね。それくらいの力でもできる適当な試みの模索つーことで、とりあえずウヨク系が上位を独占しているランキングに登録してみて反応を待っているところです。
まあ、黒目さんがランキングサイトに参加したらパソコンの前で椅子から転げ落ちるわけですが、私程度の輩ならゆるされっかなって感じですかね。今のところ首尾良くウヨク系にまざって上位表示されてます。(そんでこれからどうすんの?って問題ではあるんですが)
http://hatahata.mods.jp/archives/2005/01/o.html
確かに「ネット左翼はまるで助け合わない」というのは耳に痛い。私もちょっとは気をつけよう。
しかしやはりこういうの↓を相手にする不毛さを考えれば、さくさく削除したほうが正解だと思う。
http://red.ap.teacup.com/sunvister/26.html
掲示板はある意味、余裕のある人の遊び場? 投稿者:noiz@労働の随に 投稿日: 1月18日(火)
やはり、「現場」や労働が忙しいと、こういう政治的なことを話題にする掲示板などでのコミュニケーションに対する個人的な位置付けは下げざるをえないんですよね。(政治的でない趣味があるか、といえばまた話が長くなるが、とりあえず「政治的でない趣味」のインターネットを利用したコミュニケーションは別の話) 放言しっぱなしでもオフラインの生活には実はさほど影響しなかったりということもままあるわけで、そんなのにつきあう必要があるかというと、んー、てとこです。
あと、掲示板の書き込み削除で「言論弾圧」って喚いてしまう軽薄さに呆れる思いがします。司法・行政の権力によって言いたいことが封殺されたのか。出版も禁じられたのか。言ったことがもとでタイーホされて身体的自由を奪われたのか。と言いたい。かりそめの安全地帯でそんなにもの言いしたいことがあるのなら、自分で掲示板こさえてやってりゃいいじゃん、と。ディベート欲求がディスコミニュケーションとセットになっていることにもウンザリ。
「うよさよネット利用」の問題で言えば、まあ、アホな売り言葉・買い言葉の御託並べるより、資料(史料)を蓄積していくことに意義を感じています。思考の素材提供すればいい、という。掲示板・ブログとかはあくまで余技かな、と(もちろん余技に時間割きすぎか、と自分で思うこともある(笑))。だけど、基本的にリソースの探索してる時間の方が多いのも事実です。これは個人的なモチベーションの違いなんでしょうけどね。
FAQ系プロパガンダの重要性はまことさんのご指摘のとおりかと思います。
今やりたいFAQは「示威運動申請」研究… です(笑)。警察にだまされないように妥協せずに押し切って「届け出る」と、いつのまにかN時間もかかってる、みたいなね。あとは反弾圧の情報ポータルが必要かなぁーと思ってますが、余力がありません。
生コン労組の件、ネット上の「ウヨサヨ」云々の件について 投稿者:まこと 投稿日: 1月19日(水)
(略)
私も別に「ウヨ」掲示板に雪崩を打って突入すべき!だとかは思いません。(まあ好きな人はご自由に、ですが。)
私だって2ちゃんのハングル板や極東板辺りに乱入して云々するほど暇人では無いですし(汗)。それに、草加さんも書かれていますが、私も殊更「群れる」のは嫌いですしねえ。時折「右」な方の考え方が知りたくて、あるいは彼らにカウンター・オピニオンを知って貰おうと思って、私も「右」系の板に行くことはありますが、基本的には単独行動ですしね。
でも、歴史問題などでのFAQ系サイトもそうですが、余りにも酷い誹謗中傷の類にはどんどん反論せねばならないとも思うんですよ。
4月のイラク人質事件の際、事件は「自作自演」だとか、被害者の高遠菜穂子さんが「過激派」系活動家だとかいった類の誹謗中傷が飛び交いましたよね。まあ、これがネット内の戯言で終わればまだしも、あの時は官邸・自民党筋や一部のマスコミ・「評論家」などがネット内のフレームに便乗するかのように、「脅迫ビデオから『イッテ、イッテ』の声が聞こえる」だとか、高遠さんがイラクの「過激派」と会ったことがあるだの、いかにも事件が「自作自演」であるかのようなほのめかし報道が散々流布されましたよね。
また、内閣の閣僚辺りが記者とのブリーフィングで「あれって『自作自演』なんでしょ。インターネットでそう言われているけど」と発言したという経緯もあります。
要するに、ネットの戯言がネット内だけに留まらず、与党政治家や御用メディアなどがそれを利用して「デマ」を拡散するような状況になりつつある。昨年の4月の時には私も心底危機感を抱いたものですが、リベラル・左翼系の人士は結構「あんな戯言に一般市民は乗せられないだろう」と見縊っている面があると思うし、「『ネットウヨク』(?)と同じ土俵で言論戦を展開したくない」という感情もありますよね。
そこを「敵」さんは見事に突付いて来る。私らなんかが思いもよらないような「悪意」を以ってプロパガンダを展開する。
こういう構造は欧米などのヘイトサイトやトークラジオ等での差別発言にもみられますが、明らさまなディスインフォメーションは放置せず、ちゃんと戦略的に(?)対応しないとアカンのではないかと思うわけです。
http://6305.teacup.com/mappen/bbs
より。
ネット「情宣」戦略は俗に「ネットウヨク(?)」などとと呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手だと思う 投稿者:まこと@出先で休憩中 投稿日: 1月18日(火)
ふむふむさんの投稿にも関連しますが、パソ通・ネット歴十ウン年の私が思うに、殊にネット上での「情宣」戦略は左翼やリベラル層よりも、俗に「ネットウヨク」などと呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手のような気がします。
96年から98年頃、すなわち自由主義史観研究会の結成、オウム・薬害エイズ問題を契機にした「ゴー宣」小林よしのり氏の急激な「右傾化」、そして新しい歴史教科書をつくる会の結成・・・、この時期に彼らは「南京大虐殺」「従軍慰安婦」等の問題で彼らの言うところの「サヨク」の論理に「対抗」するために、近現代史問題に疎い人たちも入り込み易いFAQサイトやポータルサイトの開設を続々と行っていました(「よしりんwatch」→「日本ちゃちゃちゃクラブ」、「南京大虐殺はウソだ!」、「ゴーマニズム梁山泊」など)。
対してこの時期、こうした動きに対して左翼・リベラル層のネットワーカーは「ウヨがごちゃごちゃ言っているぜ」と軽侮する向きなど、「内向き」の対応をする向きが多く、彼らの動きに真っ向「勝負」していたのは「対抗言論」の高橋亨さんや「問答有用」のクマさん、同掲示板常連のピエールさんやベルナールさんなど、ごく一部だったものです。
もちろん当時も良識派(?)の「南京虐殺」「慰安婦」告発サイトもあったにはありましたが、こうしたサイトの多くは内向きというか、ある程度近現代史の基礎知識が無いと内容を把握しにくいものが多く、一般のネットワーカーを引き付けるに足りるものでは無かったような気がします。FAQ形式でわかり易く「南京虐殺」無かった論に反論する類のサイト(タラリさんのサイトなど)が登場したのは、21世紀に入ってからのことだと思います。
そして、99年ごろからかな、彼らが反転攻勢に打って出て、「日本ちゃちゃちゃ」などを拠点に「サヨク」サイトを「論破」しに行ったのは。そして、こういう動きに「サヨク」の側はしなしば削除など「防戦」姿勢で対応し、これを彼らは「民主主義を唱導するサヨクは実は『言論弾圧』者だ」といった類の「逆宣伝」の材料に使用したという経緯もあります。
いま、ネット界隈で、俗に「ネットウヨク」と呼ばれる層が激増しているのは、こうした左翼・リベラル層の対応の「誤り」もあると私は思っていますし、ネット言論界の「右傾化」が日本社会全体の「右傾化」に拍車を掛けているという一面もあるのではないでしょうか。
嘗て、「ニセユダヤ人と日本人」というイザヤ・ベンダサン=山本七平氏への反論本を出した宗教学者の浅見定雄氏は執筆の動機として、真っ当な学者・専門家の多くは山本氏なんて「嘘」やインチキだから一時的なブームに過ぎない、いずれ廃れると思い放置していたが、何時の間にか山本七平的な価値観は世を席巻していき、これを放置してはとんでもない事態になると思いあの本を書いたということを語っています。
この浅見氏の言は、いまのネット界の「右傾化」状況にも示唆を与えてくれているような気がします。
昨年、私があやふやな情報をかき集めた格好ではあったものの、イラク人質「被害者自作自演」説を検証するサイトを立ち上げたのも(既に閉鎖してはいますが)、この間の「ネット世論」の動向に危惧を抱いたからというのも理由にあります。あの時、私の元には「お前は自作自演を仕組んだ『過激派』系市民団体の手先」だの、「高遠・今井・郡山の身内の者か?(というか私は彼らと会ったことすら無い)」といった類のメールが少なからず届いたものですが、その一方で「こういうサイトを待ち望んでいた」といった内容の激励メールも数多く頂き、その後類似の「検証」作業を行うサイトも複数現れ、取り敢えずは大海に一石を投ずる位のことはできたのではないか、と思っています。
彼らの動きを「『ネット右翼』の戯言」と小馬鹿にするだけでは無く、時にはこちら側から「反転攻勢」的な情報戦略を採る必要もあるのではないかと思う次第です。とりわけ、こういう時代には。
どうも左翼やリベラル派はインターネットメディアの持つ影響力を「過小評価」している向きの人が少なくないような気がする、というのが私の正直な印象です。もちろん、「過大評価」も禁物ではありますが。
まっぺんさん、削除担当者さん 投稿者:ふむふむ
4トロ板は「左翼的・人道的倫理規定」が効いているみたいだから良いのですが、最近の権力弾圧やそれに呼応したゴマウヨたちの妄動は本当に醜いですね。削除担当さんも本当にご苦労様です。
問題は、NHK放送干渉事件に対する海外での反応のように、「世界の非常識」でしかない「日本の常識」について、日本の左派や良心派がやや無自覚で鈍感なことです。
この板は、「休息と交流の場」としての性格を維持しつつも、出来たら、外の「戦場」に参戦するための英気を養い「自覚」を高める(偉そうに!)空間にしたいものですね。
お友達的掲示板が右翼に攻め込まれている状況を放置していては、ベトナムもイラクも無いと思いますから。
つーかそおゆう余所の掲示板のネタを持ち込むのは、 投稿者:黒目 投稿日: 1月15日(土)
荒らしをこちらの板に呼び込む事をしか意味しないんですがね?
この板に荒らし呼び込んで、面白いですか?
Re:この板に荒らし呼び込んで、面白いですか? 投稿者:ふむふむ
いや、面白くはナイんですがね(笑)
IP丸出しで来る阿呆についての情報収集が出来るぐらいの意味はあると思います。
串でも値札ぐらいは付いていますし。
有志(勇士)の皆様には引き続きよろしくお願いします。
sinken板救済委員会(準)
だったら 投稿者:noiz@労働の随に 投稿日: 1月17日(月)
> IP丸出しで来る阿呆についての情報収集が出来るぐらいの意味はあると思います。
> 串でも値札ぐらいは付いていますし。
IP記録できる掲示板を用意してそこで収集すればよいことです。
流し込みは… みっともないよ。
運営者がそれを望んでいた、としてもです。
助っ人頼むくらいならやめちまえって思いませんか。
反戦ネットワークの掲示板では余力がないときはさくさく削除、
余力あるときはちょっとだけ相手して結局削除、
という方針でやっております(w
自主孤立??? 投稿者:ふむふむ 投稿日: 1月17日(月)
>反戦ネットワークの掲示板では余力がないときはさくさく削除、余力あるときはちょっとだけ相手して結局削除、という方針でやっております(w
そんな〜(笑)削除基準を勝手に変動させているんですか?
しかし皆さん冷たいですね(笑)形式的には「煽り」になるのかもしれませんが、ニーメラーの警告もあったわけだし・・・・・
「ネットウヨ良いところ」(笑) 投稿者:まこと@出先で休憩中
>しかし皆さん冷たいですね(笑)形式的には「煽り」になるのかもしれませんが、ニーメラーの警告もあったわけだし・・・・・(ふむふむさん)
こんな事を書いているブロガーも、いますよ(笑)。
*「ネットウヨ良いところ」
(「本宮ひろ志先生を支援する勝手連(通常時・ネット右翼問題を考える国民会議)」より引用)
「日頃プロ奴隷と馬鹿にし(実際そうなのだが)コケにしているネット右翼どもだが、実は良いところもある。敵についても良いところは当然見習うべきなのである。以下ネット右翼の良いところを真剣に考えて見た。
一 決して仲間を見捨てない。どんなに馬鹿で「本当こいつ頭オカシイだろう」と思われるネット右翼でも必ず仲間がわんさかと押し寄せ助けに来る。これが左翼ブログならどうだろうか。一部の例外を除いて(例えば北国ブログなど)ほとんど助けなどブログ主には期待できない。一人で必死に反論するか、あるいは放置、そしてそのうちコメント板の閉鎖に追い込まれる事多々である。
ニ 決して仲間への感謝を忘れない。どんなアホな支援レスであろうが感謝の言葉を述べる。これが左翼ブログとなると「お前の意見は参考にならん」「いらない支援」と平気で言う奴がいる。まったくそんな『助けがい』がない奴は助けてやらんのだが。
(以下略)」
http://sinrigakukenkyu.ameblo.jp/entry-9b2996ee9c3733a442604194989c3a5b.html
*引用者注記・・・半角カナの箇所のみ全角カナに修正しています。
反反体制の僕ちゃんたち 投稿者:草加耕助 投稿日: 1月18日(火)
>久我山支部さん
「ネタ元」としての紹介ありがとうございます。
しかーし。今日自分のブログに書こうと思っていたネタを先に書かれてしまった(笑
まあいいんだけど。
しかし関生労組弾圧の続報・現状がなかなか伝わってこないのでやきもきしています。具体的に自分が何をすれば良いのか方向がわからない。闘争現場に足場のない私はネットだけがたよりです。情報があれば積極的にこの場などでご教示お願いします。
ネットウヨ>
まことさんやふむふむさんの問題意識は多少は私も持っていました。しかしやはり「面白い話題があるよ」ならともかく、「わざわざこちらから喧嘩を買いに出かけていく」なんてのはあんまりしたくないなあ。
左翼には「権力との闘いが第一」で、ちょっとやそっと右翼的な意見をもった民間人がいても、少なくともこちらから喧嘩を売りにわざわざ出かけていったりしないという「古き良き伝統」があると思うんですよ。(一方で同じ左翼同士の意見の違いに対しては、わざわざ出かけていってでも叩いておくという「悪しき伝統」もあるが)
しかしまあネットでしか「活動」できない現状の私ですから、せめて自分くらいはネットウヨク、プチウヨクの増殖について、全体の10%くらいの力を割いて対抗してみようかなあと。ちょうどそういうことを考えているところだったんですよね。それくらいの力でもできる適当な試みの模索つーことで、とりあえずウヨク系が上位を独占しているランキングに登録してみて反応を待っているところです。
まあ、黒目さんがランキングサイトに参加したらパソコンの前で椅子から転げ落ちるわけですが、私程度の輩ならゆるされっかなって感じですかね。今のところ首尾良くウヨク系にまざって上位表示されてます。(そんでこれからどうすんの?って問題ではあるんですが)
http://hatahata.mods.jp/archives/2005/01/o.html
確かに「ネット左翼はまるで助け合わない」というのは耳に痛い。私もちょっとは気をつけよう。
しかしやはりこういうの↓を相手にする不毛さを考えれば、さくさく削除したほうが正解だと思う。
http://red.ap.teacup.com/sunvister/26.html
掲示板はある意味、余裕のある人の遊び場? 投稿者:noiz@労働の随に 投稿日: 1月18日(火)
やはり、「現場」や労働が忙しいと、こういう政治的なことを話題にする掲示板などでのコミュニケーションに対する個人的な位置付けは下げざるをえないんですよね。(政治的でない趣味があるか、といえばまた話が長くなるが、とりあえず「政治的でない趣味」のインターネットを利用したコミュニケーションは別の話) 放言しっぱなしでもオフラインの生活には実はさほど影響しなかったりということもままあるわけで、そんなのにつきあう必要があるかというと、んー、てとこです。
あと、掲示板の書き込み削除で「言論弾圧」って喚いてしまう軽薄さに呆れる思いがします。司法・行政の権力によって言いたいことが封殺されたのか。出版も禁じられたのか。言ったことがもとでタイーホされて身体的自由を奪われたのか。と言いたい。かりそめの安全地帯でそんなにもの言いしたいことがあるのなら、自分で掲示板こさえてやってりゃいいじゃん、と。ディベート欲求がディスコミニュケーションとセットになっていることにもウンザリ。
「うよさよネット利用」の問題で言えば、まあ、アホな売り言葉・買い言葉の御託並べるより、資料(史料)を蓄積していくことに意義を感じています。思考の素材提供すればいい、という。掲示板・ブログとかはあくまで余技かな、と(もちろん余技に時間割きすぎか、と自分で思うこともある(笑))。だけど、基本的にリソースの探索してる時間の方が多いのも事実です。これは個人的なモチベーションの違いなんでしょうけどね。
FAQ系プロパガンダの重要性はまことさんのご指摘のとおりかと思います。
今やりたいFAQは「示威運動申請」研究… です(笑)。警察にだまされないように妥協せずに押し切って「届け出る」と、いつのまにかN時間もかかってる、みたいなね。あとは反弾圧の情報ポータルが必要かなぁーと思ってますが、余力がありません。
生コン労組の件、ネット上の「ウヨサヨ」云々の件について 投稿者:まこと 投稿日: 1月19日(水)
(略)
私も別に「ウヨ」掲示板に雪崩を打って突入すべき!だとかは思いません。(まあ好きな人はご自由に、ですが。)
私だって2ちゃんのハングル板や極東板辺りに乱入して云々するほど暇人では無いですし(汗)。それに、草加さんも書かれていますが、私も殊更「群れる」のは嫌いですしねえ。時折「右」な方の考え方が知りたくて、あるいは彼らにカウンター・オピニオンを知って貰おうと思って、私も「右」系の板に行くことはありますが、基本的には単独行動ですしね。
でも、歴史問題などでのFAQ系サイトもそうですが、余りにも酷い誹謗中傷の類にはどんどん反論せねばならないとも思うんですよ。
4月のイラク人質事件の際、事件は「自作自演」だとか、被害者の高遠菜穂子さんが「過激派」系活動家だとかいった類の誹謗中傷が飛び交いましたよね。まあ、これがネット内の戯言で終わればまだしも、あの時は官邸・自民党筋や一部のマスコミ・「評論家」などがネット内のフレームに便乗するかのように、「脅迫ビデオから『イッテ、イッテ』の声が聞こえる」だとか、高遠さんがイラクの「過激派」と会ったことがあるだの、いかにも事件が「自作自演」であるかのようなほのめかし報道が散々流布されましたよね。
また、内閣の閣僚辺りが記者とのブリーフィングで「あれって『自作自演』なんでしょ。インターネットでそう言われているけど」と発言したという経緯もあります。
要するに、ネットの戯言がネット内だけに留まらず、与党政治家や御用メディアなどがそれを利用して「デマ」を拡散するような状況になりつつある。昨年の4月の時には私も心底危機感を抱いたものですが、リベラル・左翼系の人士は結構「あんな戯言に一般市民は乗せられないだろう」と見縊っている面があると思うし、「『ネットウヨク』(?)と同じ土俵で言論戦を展開したくない」という感情もありますよね。
そこを「敵」さんは見事に突付いて来る。私らなんかが思いもよらないような「悪意」を以ってプロパガンダを展開する。
こういう構造は欧米などのヘイトサイトやトークラジオ等での差別発言にもみられますが、明らさまなディスインフォメーションは放置せず、ちゃんと戦略的に(?)対応しないとアカンのではないかと思うわけです。
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トラックバック一覧
1. フリー・スペース・エリア(4) [ トラックバックの館 ] 2005年01月18日 11:08
「雑食系ブログ。(仮)」の感想 >「ネットウヨク(?)」と呼ばれる層の方が二枚も三枚も上手だと思う それはちよっと違うと思います。では簡単に云うと 現在のプロ市民の言動は「あまりに“杜撰”」の一言に尽(省略)
2. メモ37「NHK問題続報」 [ 野良猫の備忘録――北国出張版 ] 2005年01月21日 06:09
前述の事件以来、NHKニュースを録画中。 報道の動きについてメモしていく予定。
3. 【NHKの修正報道問題】安倍証言の不自然さは、何なのか? [ 改善案まにあ ] 2007年01月18日 11:51
つまり、心証の問題なのですが、何点か、安倍氏の発言に矛盾というか、胡散臭さを感じてしまっております。
その気持ちを分析してみたのですが、言いたいことが伝わるだろうか?