「かがやき下町を応援する会」にご協力お願いします。
「かがやき下町準備会 代表 海老名幹雄
私は、脳性麻痺による重度歩行障害を持つ一人住まいの身体障害者です。今年70歳を迎えました。60代前半まではステッキ1本で自由に出歩いていました。今では両杖でも歩行が困難な状態です。現在では外出の時は、介護保険で貸与されたシニアカーでの移動を強いられています。シニアカーでは雨の日の外出はできません。長雨が続けば、食糧、生活必需品も買いに行けません。
私が66歳の時、右足が悪化し歩行困難に陥り7月に手術をしました。10月に退院しましたが、11月に脊柱管狭窄症を発病し腰痛で歩けなくなり緊急入院し、翌年20手術を受け4月に退院しました。その年介護保険法が「改正」され、6月の認定審査の時今まで適用されていた「要介護1」から「要支援2」に落とされ週3時間の家事援助が2.5時間の家事援助に変更され、私の日毎の生活は困難になりました。
私は昨年の夏、同じ様な問題を抱えている2人の精神障害者と出会いました。木村誠志さんと島田重則さんです。新しく出会った2人の仲間もそれぞれ問題を抱えていました。精神障害者ゆえにヘルパーさんの派遣を断られ続けた木村さん。就労意欲があるにも関わらず、仕事が見つからない島田さん。2人と何回か会って話を重ねるうちに、それぞれの抱えている問題がけっして各人だけの問題ではなく、すべての障害者が、障害のちがいを乗り超えて『人間らしく下町で生きる』ために困っている課題であることに気づきました。
この「地域の障害者が困っていること」に当事者の目線から応えていくのが、NPO法人「かがやき下町準備会」の目標です。
現在準備会では、事業計画の具体化とNPO法人設立のための定款などの準備作業に取り組んでいます。
私達当事者の輪も、精神障害、先天性身体障害、聴覚障害、中途身体障害、電磁波障害と、障害のちがいを超えて大きく、広がってきました。
私達の住む下町江東区は、46万の人口を抱えやがて50万都市を迎えようとしています。この46万人のなかには、「障害者自立支援法」「介護保険法」による支援さえ十分に受けられず私達と同じ困難に直面している、高齢障害者・精神障害者を始め多くの障害者が居住しています。「NPO法人かがやき下町準備会」では、さらに、江戸川区、そして下町全体の障害者にもよびかけていきたいと思います。
このたび、準備会メンバー三上一雄さんの提案で「NPO法人かがやき下町応援団」を、強力なサーポターとして立ち上げることになりました。
無から立ち上がりました私達の財政基盤は、まだまだ脆弱です。 このリーフレットをお読みいただいた皆様のご支援をこころよりお願いいたします。