BBCラジオがNASAの情報として「火星から宇宙線が降り注ぐので電気機器のご使用にご注意ください」と伝えたところ、巡り巡って「ガーナ（アフリカ大陸の国）に大地震がくるぞ！」という内容になってガーナ国民に伝えられ、国中が大騒動となる出来事が発生しました。

しかも、その情報がガーナ国民に広まったのはケータイメールが原因とのこと。ケータイメールで「ガーナに大地震がくるぞ！」という情報を受け取った人が、次から次へと知り合いや家族にメールをしていったのでしょう。

「火星から宇宙線が降り注ぐ」という情報がどういう理由から「ガーナに大地震がくるぞ！」になってしまったのかは不明ですが、ガーナは朝から大混乱となり、家やオフィスから外に出て地震がくるのをドキドキしながら待っていた人が多くいたそうです。いいえ、「多くいた」というより、ケータイメールでその情報を受け取った人や知らされた人達の「ほぼ全員」が外に出てビクビクしていたそうです。

ガーナは70年前に未曾有の大地震を経験した国で、いまだ地震に対して恐怖感を持っている人たちが多くいるとの事。ケータイメールの誤報で大混乱となってしまったガーナ。国家安全保障局は今回の出来事を軽視せずに対策を検討していくようです。単なる噂で国が大混乱するだなんて、噂も怖いものですね。