高速道、現行割引より値上げに 料金上限制で国交相前原誠司国土交通相は5日の記者会見で、高速道路無料化の社会実験に合わせて6月にも実施する意向を示している上限料金制について「金額は固めていないが、(現行の割引制度と比べると曜日や時間帯によっては)値上げになる」と述べた。 国交省は現在、無料化対象外の高速道路区間について、走行距離が長くても一定以上の通行料は徴収しない上限制の導入を検討している。休日通行料の上限千円制など現行制度のために2008年から10年間で3兆円を予算化している割引財源などを充てる予定だ。 その一方で、国交省はこの割引財源の一部を高速道路整備にも使えるようにするため、道路整備事業財政特別措置法改正案を今国会に提出する。この結果、割引に回す財源が減ることになり、現行割引が適用される曜日や時間帯を利用した場合などには値上げになるケースが出てくる。 【共同通信】
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