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この物語はフィクションです。実際の人物・団体には一切関係ありません316
1 2007/01/07(日) 22:06:49.98 ID:s936oG6t0
次誰のエピソード書こうか?
>>320
拓朗・マミ
コウタ・遠藤・千明
益田・渡部
館入
奈々子ちゃん
チホ
その他
318
鰌 2007/01/07(日) 22:08:38.35 ID:R6cEdjsQO
コウタ
俺の中で千明はめちゃ可愛い
319
平核無 2007/01/07(日) 22:09:37.75 ID:OREBbwCT0
コウタ・遠藤・千明で
あのあと、どうなったか気になる
320
しゅんぎく 2007/01/07(日) 22:11:57.67 ID:cSfS5FMXO
俺の中で千明はサエコ似
321
びわ 2007/01/07(日) 22:12:36.87 ID:s936oG6t0
じゃ千明・遠藤・コウタ行きますね。
323
びわ 2007/01/07(日) 22:18:21.40 ID:s936oG6t0
<休息>
遠藤は人が変わったように千明を看病している。
ま、敵が居ないのだから良いのだが少しは気をつけた方がいいだろうが。
俺はもう一度マップを見る。
さっき、爆発音が聞こえたがその発生源は栄光の間らしい。
小松と高ちゃんが死んだ。前田も死んだ。
そして、館入が今教官室の方へ歩いていっている。
「コウタ!」
遠藤の声。さっきからやけにいらいらしているオーラが漂ってくる。
「何だよ」
「タオルの水変えにいくからマップ貸して」
「はいよ」
遠藤は切羽詰った顔で俺を見た。そんなに小原千明が心配か。
つい一時間前の遠藤とは大違いだ。
俺はDSマップを遠藤に手渡した。
324
びわ 2007/01/07(日) 22:22:18.22 ID:s936oG6t0
遠藤は勢いよくドアを開けて、水のみ場の方へ走っていった。
つくづく思う。あいつ、一体どんな性格なんだろう、と。
「……コウタ?」
背後で声がした。優しい声。俺は振り向く。
机を二列に5台ほど並べたベッドの上で、小原がこっちを向いていた。
「……なんで、私ここに居るの?」
「色々と事情を説明したいところだけど」
小原は不思議そうな顔でこっちを見ている。
「まずは遠藤が帰ってきてから話そうか」
「え、えんどう?」
小原の顔が一気に明るくなる。
「遠藤ここに居るの?」
「さっきまでお前の看病してたよ。小一時間ほどな」
小原はベッドから飛び降りた。そして奇声を上げて飛び回った。
327
びわ 2007/01/07(日) 22:26:46.95 ID:s936oG6t0
「えんどー居るんだ! えんどー居るんだ! まだ生きてるんだ!!」
ただでさえ狭い5組を走り回る。
こいつ、さっきまで倒れてたのは一体なんだったんだ?
小原の性格もよくわからない。あまり話したことがない。
強いて言えば、小さくて、子供っぽいような。そんな感じ。
今見ている感じでは、その印象に間違えは無さそうだ。
「千明! 起きたんだ!」
俺が振り返るまでもなかった。
遠藤は扉を開けるなり、小原に駆け寄った。
小原が駆け寄ったのか遠藤が駆け寄ったのかはよくわからないが、
二人は抱き合った。そして何故か泣いた。
「生きてて……よかったね」
「……うん」
それから、しばらく無言。
俺は気をきかせるつもりで電気をつけてやった。
329
びわ 2007/01/07(日) 22:29:48.18 ID:s936oG6t0
聞きたいことが小原には何個かある。
瞳や弘幸を殺したのはお前か、とか。どうやって生きてたのか、とか。
お前の武器はいったいなんなんだ、とか。
でもその質問をする必要はなさそうだ。
こんな小さくて子供っぽい奴がヒトゴロシなんて出来るわけがない。
いや出来ない。
遠藤と小原が感激した声でなにやら話していたが、俺は耳を傾けなかった。
ベッドの近くの血まみれのショットガンは、ありゃおそらく弘幸か瞳が使ったものだな。うん。
そういえば、DSマップをまだ返してもらっていなかった。
332
びわ 2007/01/07(日) 22:33:35.67 ID:s936oG6t0
「遠藤。おい遠藤!」
涙でボロボロになった顔で千明と話している遠藤。
三回呼びかけたところでやっと振り向いた。
「何さ?」
「マップ返してくれ」
「ああ! 忘れてた!」
遠藤は手を叩いて自分のポケットの中をまさぐって、DSマップを出した。
「ほら、ありがとさん」
小原看病してた時のテンションと全然違うな。B型恐るべし。
俺はほんわりと暖かいDSマップを手にとった。
死人が、一人増えていた。
……高ちゃん、か。完全には息絶えてなかった高ちゃんが今死んだようだ。
【12人】
333
びわ 2007/01/07(日) 22:38:01.45 ID:s936oG6t0
<誤解>
「で」
マミが銃をおろした。
「お前は何をして欲しいんだ?」
俺たちの目の前では竹原チホが泣いている。
普段から大人しいのもあるが、これほど取り乱している竹原を見るのは初めてだ。
「な、奈々子ちゃんを、殺して下さい!!」
「………え? 何で?」
長谷。あいつを? あの天然で頭の周りに蝶が飛んでそうなお嬢様、長谷をか?
「わたし、このままだと絶対奈々子ちゃんに殺されるんです!」
「……あのさぁ竹原。俺らも命がけでここまで来てるわけ。自分で撒いた種は自分で責任取ろうよ」
竹原は今だに泣くのをやめない。
一体こいつ、長谷に何をしたんだろう。
337
びわ 2007/01/07(日) 22:42:28.97 ID:s936oG6t0
「無理なんです! 私じゃ絶対殺されますよぉ!」
マミは困った顔をしている。俺も同じような表情をしていたと思う。
「………どうする、拓朗」
「どうするって言われても、な」
まずここは職員室前のA階段だ。
ここで誰かに声を拾われるのは非常にまずい。
そして竹原に恨みをもった長谷がここへくるかもしれない。
そうなった時に、俺たちの命は危ない。
「まずお前、長谷に何したんだ?」
マミが俺も言いたかった質問をしてくれた。
「え? 何って……特に何もしてません」
竹原が涙を堪えながら返答する。
「何もってお前そんなはずないだろうが」
「いや、何もして無いんです! ただスタンガンで気絶させただけなんです!!」
……こいつ、少々頭の中がおかしくなっているらしい。
スタンガンで気絶させたらそりゃ、怒るわな。
339
びわ 2007/01/07(日) 22:46:59.10 ID:s936oG6t0
「マミ、行かない?」
俺はA階段を降りながらマミに向かって手招きする。
「ラチがあかないじゃん」
「いや! 行かないで! 私死んじゃうから! 嫌だ! 行ったらいやだ!!」
竹原の狂ったような叫び声が耳に突き刺さる。
マミは竹原をじっと見つめていた。
「……俺さ、拓朗」
「何だよ? 早く行こうぜ?」
「長谷と話し合って竹原と和解させるよ」
マミの顔は真剣だった。
竹原は叫ぶのを止めた。
そして、静かにこういった。
「……無理です。あの人はもう人間超越してます」
340
びわ 2007/01/07(日) 22:48:36.25 ID:s936oG6t0
「でもさ、話し合ってみる価値はあると思うんだよね」
「マミさん、殺されますよ?」
何故竹原がそこまで長谷を怖がっているのだろう。
それがわからない。長谷に人が殺せるわけないのに。
そう思っていた。
甘かった。後悔した。
後悔したときには遅かった。
人影が見えたが早いか、銃声が聞こえた。
343
びわ 2007/01/07(日) 22:51:00.58 ID:s936oG6t0
「いや! いや!! 死にたくない! 助けてぇぇ!!」
竹原が狂ったように叫んでいる。
俺はその人影を確認するのに数秒かかった。
こんな奴、俺のクラスに居たっけ?
振り乱している髪。
血で元の色がわからなくなっている制服。
右手にはペレッタ。
左手にはサーベル。
そして、いつもの優しい笑顔。
「チホちゃん? さっきのこと、忘れて無いよ?」
ゆっくりと、でも確実に、長谷は竹原に近寄っていった。
348
びわ 2007/01/07(日) 22:55:30.09 ID:s936oG6t0
とっさにマミの方を見る。
怯えているような、何か決心しているような。
テストの答案を返してもらうときの表情。もう諦めているような。悟っているような。
そんな表情をマミは浮かべている。
「長谷」
マミは落ち着いた……無理に自分を落ち着かせようとしているような声を出した。
「ここは……話し合わないか?」
「え?」
長谷が竹原の方からマミの方へ向き直る。
「話し合う? 何を?」
「えっと……俺は何も知らないけど、何かトラブルがあったんだろ? 長谷と竹原の間で。
んでお前らいがみ合ってるんだろ? だからここで話し合えよ」
5秒ほど、静かな時間が流れた。
長谷は一瞬微笑を崩した。
「な、何言ってるのマミ。あなた、今私たちが何してるかわかってる?」
「殺し合いだろ」
352
びわ 2007/01/07(日) 22:57:30.66 ID:s936oG6t0
<恩恵>
正直、怖い。
もうこいつは長谷じゃない。血の匂いが猛烈にする。
きっと、長谷が一方的に竹原を追い詰めていたに違いない。
そして俺も下手すれば…下手しなくても殺される。
だが。俺は、決めたことがある。
マタマ。お前のかっこよさを、俺は忘れない。
359
もも 2007/01/07(日) 23:02:00.02 ID:s936oG6t0
「あのさ、長谷。そのセリフさ、スケミからも聞いたよ」
なるべく長谷の目をみて話す様に努力する。
長谷の目は、笑っていた。尚更怖い。
何故今笑えるのか。
「そう。ミサキちゃんも同じこと思ってたのね。当然だわ」
長谷は一歩俺に近づく。そしていっそうニヤリと笑う。
「だって、それが真実でしょ? これは馴れ合いじゃないのよ?」
「わかってる」
拓朗がA階段を登ってきていた。
「マミ大概にしとけ。逃げよう」
逃げたいさ。そりゃ逃げたいよ。
でも、俺。ここで逃げたらなんか申し訳ないような気がして。
「でもさ、こういうときだからこそ協力するのが友達かなー、なんて」
「……いいわ」
長谷は俺から目線を逸らす。
「私はあなたを殺さない。この状況にそんなかっこつけたことが言えたご褒美としてね」
嫌な予感がした。
362
もも 2007/01/07(日) 23:05:08.36 ID:s936oG6t0
「チホ」
長谷の声に竹原は悲鳴で答える。
「ちょっとお願いがあるんだけど」
「い、嫌! 私、人殺すなんて、いや!!」
竹原はまた狂ったように叫びだす。
「そこの馬鹿マミさんを殺したら、私をスタンガンで気絶させたことを忘れてあげてもいいわよ?」
「え?」
途端、竹原の表情が引き締まる。
おいおい嘘だろ……竹原。
「じゃこれであいつの体を打ち抜くのよ」
長谷は竹原にペレッタ…よく見ると血がべっとりとついている…を渡した。
「よーく狙ってね。あと弾5発しか入ってないんだから」
365
もも 2007/01/07(日) 23:08:50.75 ID:s936oG6t0
「……撃つなら、撃ってもいいよ」
心にも無い言葉が口をついた。
何だが自分が不死のような気分になる。
竹原は、今にも泣き出しそうだった。
銃口は震え、照準は定まらず、今にも泣き出しそうで。
「……い、嫌だ。嫌だよ!」
「伏せろ竹原!!」
拓朗の声がした。
銃声。
倒れた。竹原がその場に倒れた。
バケツから、泥がこぼれたような音がした。
367
もも 2007/01/07(日) 23:10:55.24 ID:s936oG6t0
「私があなたをそう簡単に許すわけないじゃない」
長谷が呟く声。
瞬間、拓朗が何か叫んだ。
それは聞き取れない。意味不明なことを叫ぶ。
そして、長谷の方へ飛び掛る。
長谷は冷酷な笑みを浮かべながら拓朗の猛攻を華麗に交わし、銃を構えた。
「……なんでこうも人間って、無駄に死ぬのかしらね」
また銃声。
368
もも 2007/01/07(日) 23:12:22.46 ID:s936oG6t0
倒れた。
竹原が倒れたのと同じ音がした。
悲鳴も何もあげずに、長谷はその場に倒れた。
頭から、血が綺麗に流れていた。
374
もも 2007/01/07(日) 23:14:58.96 ID:s936oG6t0
「マ……マミか」
拓朗の声。
「今撃ったの、マミか?」
気付くと、俺は銃を手に持っている。
その銃からは煙が出ている。
どうやら長谷の頭を打ったらしい。
長谷の血が、白い上靴にしみこんできている。
「……人って変わるよな。スケミにしても、長谷にしても」
拓朗が呟く。寂しそうな声で。
「誰も悪い人なんていないのかもね」
「確かに、な」
竹原と長谷の周りには、真っ赤な絨毯が敷き詰められているかのようだった。
【10人】
377
もも 2007/01/07(日) 23:16:30.86 ID:s936oG6t0
忘れてた奴ら
瀧口(最初の音楽室で目覚めた奴)・植木(毒おにぎり持ってる奴)
生き残ってる奴ら
コウタ・遠藤・千明・マミ・拓朗・館入・渡部・益田
382
もも 2007/01/07(日) 23:22:25.28 ID:s936oG6t0
<仲間>
渡部桂湖と私は、男子更衣室に隠れていた。
最初教官室で私と桂湖は合流した。
桂湖は私の思っていた以上に衰弱しており、私が来ると泣き出した。
私にはよくわからないが、おそらく怖かったのだろう。おそらく。
何度も言っていることだが、私益田奈央には殺しの実感がわかない。
わからない。殺し合いってのが。
もう2人殺しているのに、人を殺した実感がわかない。
「ねぇ奈央」
「ん?」
桂湖が笑顔で話しかけてくる。
「もう敵なんて、この学校には居ないかもしれないよ」
「そうかもしれないねぇ」
桂湖の笑顔に少しだけ心が休まる気がした。
「この学校には私と桂湖しか居ない、とか」
「いやまだ早いよ。あと1日余ってるもん」
笑いあう。平和だ。これは日常と大差ない。
385
えのきだけ 2007/01/07(日) 23:24:42.83 ID:R6cEdjsQO
みんな山田を忘れるなww
388
もも 2007/01/07(日) 23:27:14.76 ID:s936oG6t0
>>385
説明しときます。
最初に音楽室で目覚めたの→瀧口
給食室で殺したの→近藤 殺されたの→坪田
です。山田じゃわかりにくいからなw
386
もも 2007/01/07(日) 23:26:11.12 ID:s936oG6t0
「じゃあさ、生き残ったらまず何する?」
桂湖に聞かれて、私は戸惑う。
何をしよう?
受験勉強。もちろんする。
高校入学。もちろんする。
でも、私は具体的に何をするのだろう?
「わかんないや」
「そっか」
桂湖は少しだけ微笑む。もう外は暗くなっていた。
「私はね、奈央。みんなで遊びたいなーって思うよ」
……遊ぶ、か。
「アヤナとミキカと私と奈央で、人生ゲームしたりスマブラしたりさ」
「でもみんな生きてるかな」
390
もも 2007/01/07(日) 23:29:31.47 ID:s936oG6t0
「大丈夫」
少し間をおいて、桂湖は言った。
「きっと生きてる。そう信じる」
そしてまた笑う。無邪気に、でも寂しそうに。
なんでこんなに桂湖は笑えるのだろう。少しだけ不思議に思う。
「ちょっと臭い言葉だったね」
「いやいや、そうでもないよ」
桂湖の問に私はそう答えた。今の私には、足りないものかもしれない。
信じる、とか。仲間、とか。そういう言葉。
ドアが、音をたてて、開いた。
392
もも 2007/01/07(日) 23:33:21.39 ID:s936oG6t0
<誤差>
立っていたのは、館入。
無表情。無反応。まるでロボのような男。館入。
館入は素早く私たちに駆け寄った。
そして、迷うことなく桂湖の首に手をかける。
「な、……何するの…」
桂湖は何が起こったのか飲み込めないような顔。
……自分が殺されようとしてるってのに、桂湖は。
リュックから素早く鎌を取り出す。
そして投げつける。
瞬間、館入は素早く桂湖から手を放し、右に跳んだ。
また、わたし、人、殺すんだ。
今度殺したら、実感沸くかな?
人を殺したっていう、実感、沸くかな?
396
もも 2007/01/07(日) 23:36:10.70 ID:s936oG6t0
*
何故だ。
何故こいつは俺にむかって平然と鎌を投げつける?
予想外。想定の範囲外。
畜生。今までのデータと盗聴記録から、益田奈央は人を殺せないことになっている。
なのに、何故こうも平然と人を殺せるんだ?
まず落ち着こう。落ち着け。
計算しなおそう。ターゲットを渡部から益田に変更。
そして確実に殺す。
どうやったら殺せるか? 絞殺? 刺殺?
また爆弾を使うか?
それしかないか。
畜生、それにしても想定外だった。あいつが人を殺せるとは。
俺はドアノブに手をかけた。
……ライターが手に入らなくなるな。まぁ、良い。命には代えられない。
400
もも 2007/01/07(日) 23:39:14.75 ID:s936oG6t0
足の力が、抜ける。
俺は足元を見てみる。右足のふくらはぎに鎌が、刺さっていた。
……何で。
何でこうも平然と人を殺せる。
「……まだ、終わらないぞ」
俺は自分を励ましてみる。自己暗示って奴だ。
「お前ら! 殺すぞ!!」
そう叫んでみる。自分を鼓舞する。
突然、地面に体を押さえつけられた。
いきなりだったので状況を瞬時に理解することが出来ない。
その状況を理解した時、俺はどんな手段をもってしてもこいつに抗えないことを知った。
405
もも 2007/01/07(日) 23:41:36.44 ID:s936oG6t0
益田奈央が、ノコギリを持って、俺の上に馬乗りになっていた。
そして無言で、数瞬も待たずに俺の首にノコギリの刃を当てる。
死んだ、な。俺。
ゲームセット。
一つの計算ミスで、人生が変わることがある。
これは数学教師が言ってた言葉。
その通りだった。もう少しだけ、益田奈央に警戒しておけば、良かった。
俺は舌を噛み切った。
408
もも 2007/01/07(日) 23:44:25.61 ID:s936oG6t0
*
「桂湖。終わったよ〜」
切断し終わった館入の首を私は床にそっと置く。
制服が血で汚れて仕様が無い。着替えたい。
「な………」
桂湖は更衣室の片隅でうずくまっていた。
顔面蒼白。これほどこの言葉が似合う人は今の桂湖以外に考えられない。
「どうしたの? もう終わったよ。安心していいんだよ」
「来ないで!!」
頭の中に、桂湖の言葉が響く。
【8人】
411
もも 2007/01/07(日) 23:48:25.13 ID:s936oG6t0
<信頼>
植木の叫び声。……だよな、おそらく。
「拓朗さん」
俺は拓朗に呼びかける。
「今どっから声した?」
「音楽室の方じゃないか?」
まだ時間はたっぷりある。午後8時。
2日目。まだまだだろ。
考えてみれば、2日で決着がつくなど思ってもいなかった。
「案外あっけないんだな、みんな」
拓朗は小さい声でそう言った。
「今どんくらい生きてるんだろうな」
413
もも 2007/01/07(日) 23:51:58.68 ID:s936oG6t0
「……10人くらいか」
「もっと居るだろ」
拓朗は二マニマと笑う。
「君、この殺し合いをなめているのかな」
「いや、でもあと10人しか居ないってのはないだろ」
「案外8人くらいだったりするんだよ」
どうでもいいような雑談をしていると、俺たちはもう音楽室の前に来ていた。
音楽室は、体育館の前。
その前には男子更衣室と女子更衣室がある。
「……どうする? 音楽室に植木居るみたいだけど?」
「ま、覗いてみるだけ覗いて危なくなったらかえるって方向で」
俺たちは音楽室のドアを開けた。
……え? 何これ? 戦場?
417
もも 2007/01/07(日) 23:54:40.28 ID:s936oG6t0
椅子。机。電気。全て、散乱。崩壊。
窓ガラス。割れている。雪が舞い込んでいる。
そして、遺体。散乱している。
瀧口の首。クラヴィノーバの下に置いてある。
それ以外にも、臓物や手、足。散乱していた。
「……爆弾、だな」
「お? マミよくわかるねー」
拓朗が気楽な口調で話しかけてくる。ある意味すごい奴だな。
「前館入がグロ画見せてきて、んで爆弾で破壊された部屋ってこんな感じだったんだよね」
418
もも 2007/01/07(日) 23:57:21.22 ID:s936oG6t0
「で、植木は?」
辺りを見渡してみる。
瀧口の遺体が散乱している。周りの楽器類も原型を留めていない。
だが、植木は居なかった。
「さっきの悲鳴は空耳かな?」
「2人揃って空耳なんてありえねーよマミさん」
拓朗はそう言うが、植木は居ない。
そして瀧口の首が怖い。
「……違う部屋…行こうか」
「そだな」
俺たちは音楽室を出た。
そして気付いた。
死体見ても、あまり驚かなくなってきてるな、俺たち。
421
新水 2007/01/08(月) 00:00:56.21 ID:btZWRyC10
<枯渇>
「あと、8人だって」
遠藤と小原に俺は声をかける。
「早いね」
遠藤はそう言った。
「……やっとそんなに、ね」
小原はそう言った。
5組の教室は電気がつけてある。
だけど、その電気は切れそうだ。チカチカして目に悪い。
しかしそれにも関わらず、遠藤と小原は楽しそうに会話して、笑いあっている。
畜生。俺は蚊帳の外かよ。二人の仲の良さに少し嫉妬してしまう。
それにしても居心地の悪い部屋だ。
俺は移動することを決めた。
自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい その7
- 2007/01/09(火) 02:40|
- ニュー速 VIP|
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