March 05, 2010

直井さ、川北さんのインタビューは間違っているんだな!



おう、俺だ。先月の映画秘宝漸く読んだよ。その中で特技監督の川北弘一さんのインタビューが載っていて、「ロボゲイシャは特撮予算が二千万円くらいあったらしいね」と書いてあったが とんでもない間違いなんだな! 誰がそんな嘘の情報流したんだ!特撮予算だけでそんなにあるわけないじゃないか!そんなにあったら天国だよ!

二千万円なんて「ロボゲイシャ」の全予算だよ!しかも宣伝予算や俺のギャラ込みだよ!一説によると「トランスフォーマー」の10秒分の予算らしいし、みんな信じてくれないが「片腕マシンガール」よりも予算が低いんだよ。造型の西村さん、CGの鹿角さん、音楽の福田さん、撮影の長野さんが 儲けを度外視して無理して泣いて作ってくれているんだよ!誠意一つだけで集まってくれているのさ!

それに「ロボゲイシャみたいなのんびりした現場もやってみたい」とも発言されていたが、とんでもない!総撮影日数が12日間で、毎日睡眠時間が2時間くらいしかない徹夜ばかりの現場だったんだよ!しかも照明の阿部さんが過労で死にそうになったりした壮絶な現場だったのさ!のんびりどころか、オシッコする暇すらなかったのだ!

まあ、予算も時間もない過酷な状況で創られた映画が、恵まれた環境で生まれた豪華な映画に見えてくれていたとは解釈できるけど、複雑だ。やっぱり 事実と反した情報が一人歩きするのは侵害だ。 マイナスだらけの環境を工夫しまくって何とか成立させた作品だから余計だ。

なので この場を借りて「あのインタビューは間違っている!」と声をアラゲつつ、今月末より京都と 広島でも「ロボゲイシャ」上映ですのでヨロシクお願いします!

iguchinoboru at 18:50│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント

1. Posted by かいじん   March 05, 2010 21:31
はじめまして、いつもブログ読ませて頂いてます。
ぼくも秘宝の記事読んで「そんなに貰ってるわけないだろ??」と釈然としない思いを抱いていたので、井口監督の反論を読んでなんだかスッキリしました。
トランスフォーマーの十秒分の予算と言われていますが…限られた予算と限られた時間であっても、井口作品には沢山の人達の熱い想いが限りなく込められていることがヒシヒシと伝わってきます。
トランスフォーマーは劇場を出たら十秒で忘れますが、井口作品は観終わった後もずっと心に残ります。
とにかくぼくは映画好きなので、ハリウッド大作の新作だって観たいけど、それより何より戦闘少女とザボーガーに期待してます!!
また楽しい映画を観せてください、お身体お大事に。

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