川端達夫文部科学相は5日の衆院文部科学委員会で、民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)陣営をめぐる選挙違反事件や北海道教職員組合(北教組)側からの違法献金事件について、「深刻な事態を招いている責任は小林さんに非常に重くある」と述べた。自民党の下村博文氏の質問に答えた。
また、川端氏は、教員が禁止された政治活動をしても刑事罰の対象外となる教育公務員特例法18条2項を削除するかどうかについては「北教組事件で教育現場の中立性に国民的不安が起きている。法令違反の徹底的調査を指示している。二度とこういう事態を招かないための施策の一つとして18条2項の議論がある」と述べ、文科省の調査を踏まえて判断する考えを示した。
同項削除については、鳩山由紀夫首相が川端氏に検討を指示している。