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hayashi-sの日記

2010-01-25

hayashi-s2010-01-25

日常随想 (ささやかな抵抗か) 08:02

 1月22日の「朝日」「声」欄(大阪版)、 そのトップには、 報道のあり方に注文をつける「声」が、 2つ並んでいる。 第一は、 米、英におけるそれに比して、 「ハイチ地震報道 少なすぎる」 というもの。 国内の政治に関わる どろどろした無意味な 報道ばかりではなく、 「ボーダーレスのこの時代、 日本が国際的貢献を果たしていくためにも、 報道機関には、 世界を意識した姿勢を求めたい」と。


 第二は 広島・庄原市の 住職 中山道さん 80歳の つぎの意見 「検察にも詳しい説明求めよ」。  

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 新政権になって、 初の通常国会を前に、 民主党の小沢一郎幹事長の 元秘書ら 3人が、 政治資金規正法違反で逮捕された。 国民にとって 大きな衝撃である。 今国会は、 新年度予算案をはじめ、 逼迫する国民生活を 立て直すための 重要法案が山積みだ。 国会審議が、 一部で報道されているような 「小沢対検察」 の図式の中で停滞すれば、 最大の被害者になるのは 国民に他ならない。


 一方で、 事件の報道にも 疑問がある。 多くのメディアは、 小沢氏側の説明責任追及には厳しいが、 検察側を批判するような論調が ほとんどないのはなぜか。 検察とて 神仏ではない。 絶対正義というものは あり得ないはずだ。


 検察に対しても、 堂々と記者会見の場で、 詳しい説明を求めるべきではないか。 報道が 検察側の世論操作を意図したものともとれる 「リーク情報」 一色では、 世論の動向が 一方向に流れるのも 当然だ。 これは 健全な民主主義のあり方とは 違うような気がする。

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 どろどろがお好きな マスコミの趨勢に対して、 トップに二つ、批判の声が並ぶ。 これは <大阪版「声」欄 編集子> のささやかな抵抗か。 さてさて、 「げすの勘ぐり」だと、 おっしゃるかな?!  「朝日」さん。 *1

*1: 下種の勘繰り : (広辞苑から) 「品性の卑しいものは、不必要に気をまわして、見当違いの邪推をするものだ」の意。

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