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「釣りバカ」“鯉太郎”の菅原隆一騎手、子役から乗り役へ

3月5日9時20分配信 サンケイスポーツ

「釣りバカ」“鯉太郎”の菅原隆一騎手、子役から乗り役へ
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ムチ贈呈式でムチを受け取る菅原隆一騎手。スクリーンから競馬場を舞台に大物ゲットだ!=美浦トレセン(写真:サンケイスポーツ)
 今週騎手デビューする6人で、知名度NO・1は菅原隆一騎手だろう。エッ、知らない!? でも、映画「釣りバカ日誌」に出ていた「鯉太郎」と聞けば、“ああ、あの子か”と思い当たるはず。模擬レースでは“鯉太郎ッ!”と声援も飛んだという17歳は、土曜中山8Rでデビュー。新たなスタートにスポットを当てた。

【写真で見る】美浦トレセンで鞭を受け取る新人騎手

 4人の新人騎手が誕生した美浦で注目を集めているのが、保田一隆厩舎所属の菅原隆一騎手だ。

 「騎手になった実感が沸いてきました」と、黄色の鞭を抱えながら口元をキュッと引き締める。デビュー戦を6日に控えても緊張の色は見られない。菅原隆一は知らなくても「鯉太郎」と聞いてピンとくる人も多いはず。国民的人気映画の「釣りバカ日誌」で西田敏行が演じる主人公・浜崎伝助の息子の名前で、演じていたのが菅原だ。

 俳優から騎手への転身も当然の選択だった。「小さい頃から父を見てきました。影響が大きいですね」。父とは、元ジョッキーで保田厩舎所属の菅原隆明調教助手。騎手としての父の記憶はないが、馬と接する機会が多く、自然とこの世界に目が行ったという。普段は上司と部下として厳しく接している菅原助手も息子のデビューを心待ちにしていた。「自分がレースに出るよりドキドキするね。勝負の世界は厳しいが同時に楽しさもある。息の長い活躍をする騎手になってほしい」と父親としての顔を見せる。

 保田一隆調教師にとっては初めての弟子。「優しすぎる面はあるが、騎乗技術はかなりいいものを持っている。人と人とのつながり、信頼を大事にして信頼される騎手になってほしい。そして、武豊や三浦皇成を超える騎手になってほしい」とエールをおくる。

 デビュー戦は土曜中山8Rで自厩舎のホクセツポイント。公営・園田競馬で4連勝の後にJRAに再転入してきた馬だ。「すごく乗りやすい。馬体はそれほど大きくはないがパワフル。見かけ以上に力があるんです」と菅原は目を輝かせる。調教にも何度も跨り、手の内に入れている様子だ。

 鯉はいずれ滝を登って竜になる。菅原隆一騎手の活躍に期待したい。

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最終更新:3月5日12時40分

サンケイスポーツ

 

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