高齢者虐待か、職員が撮影 三重・松阪の介護施設三重県松阪市の認知症者の「グループホームカトレア」で、入所している女性(94)がトイレに入っている姿や、鼻をつままれ、侮辱するような言葉を投げかけられている動画がインターネットの投稿サイトに掲載されていたことが5日、分かった。 松本隆史理事長は5日午後、記者会見し「女性職員(19)が携帯電話で撮影した」と明らかにした。職員は施設側の事情聴取で「軽い気持ちでやった。悪気はなく、親しみを込めた行為だった」と話した。サイトへの動画投稿は「やってない」と話しているという。 松阪市に3日夜、通報があり、市は虐待の疑いもあるとみて介護保険法に基づき監査、松阪署に通報した。市によると、3日午後に動画2本が会員制サイトに投稿された。トイレでズボンを下ろして便座に座った女性に、職員が鼻をひねったり「はげてますよ」と話していた。 松本理事長によると、職員が1月、介護従事者が1人になる夜勤帯に、トイレで撮影した。理事長は「利用者に不快な思いをさせた。再発防止を徹底したい」と話し、処分を検討している。 【共同通信】
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