〈毎週金曜更新！〉

ドラマ、映画、CMなど各ジャンルで活躍するフレッシュスターたちが、仕事の現場での経験談や心掛けていることを語ってくれました。これから芸能界での活躍を目指すあなたにとって、参考になったり、刺激になることも多いはずだよ。

人気番組『天才てれびくんMAX』(NHK教育)から生まれたDream5は、番組の歌姫・重本ことりちゃんと全国規模のMTKオーディションで選ばれた日々美思ちゃん、玉川桃奈ちゃん、���野洸くん、大原優乃ちゃんによる5人組ユニット！ 明るくて元気いっぱいの彼らに、オーディションでの話やＣＤの魅力、みんなで遊んだときのエピソードなどをタップリ聞いたよ！

受かると思ってなくて。パニクっちゃいました(笑)

Ｑ　ことりちゃんは約１年前の『Girls☆インタビュー』で｢CDデビューしたい！｣と言っていたけど、ついに夢が叶ったね！

ことり｢メッチャクチャうれしかったです！ もう、どう感想を言ったらいいのか分からないくらい(笑)。メンバーが決まったときも“これからどうなるんだろう”って、すごく楽しみでした｣

Ｑ　ほかのみんなはオーディションで選ばれたんだよね。応募しようと思ったきっかけは何だったの？

美思(みこと)｢『天才てれびくんMAX』が好きで、ずっと観てたんです。そうしたらダンスの先生に“受けてみたら？”って応募用紙のコピーをもらって。“ことりちゃんと歌えるかも”と思って応募しました｣

桃奈(ももな)｢私は最初は受けていなかったんです。応募した友達がビデオ審査用に送ったダンスビデオに私も映っていて、それを観た審査員の方に呼ばれて受けることになりました｣

優乃(ゆうの)｢私の場合は最初、弟が応募しようと思ってたんですけど、オーディションを受けられるのが４年生からだったんですよ。弟はまだ２年生で出られなかったので、“じゃあ私が出る！”って｣

洸(あきら)｢僕はお母さんが初めにこのオーディションに気付いていて、僕が“応募してもいい？”って聞いたら、もう応募してました(笑)｣

Ｑ　1500人もの応募者の中からメンバーに決まったときは、どんな気持ちだった？

優乃｢憧れのことりちゃんと一緒にユニットを組めると決まってすごくうれしかったです。弟からは“僕のおかげです”って(笑)｣

美思｢受かった人は端から順番に発表されると勘違いしていたので、自分を飛び越えて横の優乃ちゃんが呼ばれたからすごく沈んでしまって。でも最後にボーカルで合格できたのでうれしかったです！ 友達の前では涙をみせられないタイプなので、家で号泣しました(笑)｣

桃奈｢アドリブで踊らなきゃいけない部分を間違えて踊っちゃったりしてたので、受かったと分かったときはビックリしました｣

洸｢僕も受かるとは思ってなくて、受かった後のコメントとかも考えてなくって(笑)。パニクッちゃいました｣

Ｑ　そして11月に『I don't obey 〜僕らのプライド〜』でCDデビュー！ 曲を初めて聴いたときはどう思った？

ことり｢今まで聴いたことのない曲で、明るくてリズミカルなのはもちろんなんですけど、１回聴いたらサビを口ずさんじゃう感じ。それをこれからみんなで歌うんだなと思ったらワクワクしました。初めてレコーディングのブースに入ったときは、みんなで“すごーい！ こんなとこ入っていいんだ!?”って(笑)｣

Ｑ　ダンスもカッコイイね！

ことり｢難しくて激しいかもしれないけど、(振り付けの)KABA.ちゃん先生の教え方がとても分かりやすくて。みんなも見て一緒に踊って欲しいなって思います。曲の間奏部分をダンサーの３人がソロで踊っているんですけど、実はあの踊りは撮影前日に“明日までにフリーを考えてきて”って突然言われたんですよ！ でも３人とも難なくこなしてて、“すごいなー”って思いました｣

Ｑ　へえ！ その踊りは全部自分で考えたの？

桃奈｢(うなずいて)ソロダンスでは自分らしく頑張ろうと思って、全部自分で振り付けを考えました｣

美思｢3人は個性がすごいんです！ ダンスの種類がそれぞれみんな違うんですよ｣

Ｑ　3月10日にはミニアルバム『RUN TO THE FUTURE』が発売されるね！

ことり「このアルバムは“卒業”をイメージしているので、卒業や転校をしたりとか、あと何かに初めてチャレンジする人に聴いて欲しいなと思います｣

洸｢『I don't obey』と『タビダチノウタ』の振り付けビデオが一緒に入っているので、映像を観て踊りを覚えてもらえたらいいなと思います｣

美思｢『タビダチノウタ』はSPEEDさんのプロデュースもした伊秩(弘将)さんが作詞作曲をしているんです。SPEEDさんがすごく好きだったので、それを聞いたときは感動して“ちゃんとやんなきゃ！”って(笑)。もっともっと練習して、このアルバムを越えられるように頑張りたいと思います！｣

Ｑ　やっぱり“目指すは紅白！”かな？

ことり｢そうですね！ いつかやっぱり『紅白歌合戦』っていう大きなステージで歌って踊りたいです!!｣ Text／松木智恵(日刊編集センター)

3月13日放送のBSフジ開局10周年記念番組パンテーンドラマスペシャル『初恋クロニクル』で初主演を務める川口春奈ちゃん。釣り好きで社交的なヒロイン・美咲を演じる春奈ちゃんが、撮影のエピソード、今後の目標などを語ってくれました。ピュアな魅力たっぷりの春奈ちゃんの意外な素顔が明らかに!?

魚を持ち上げるシーンはぜひ注目してほしいです(笑)

Ｑ　『東京DOGS』『泣かないと決めた日』(フジテレビ系)と話題のドラマに出演している春奈ちゃんが、『初恋クロニクル』で初主演に挑戦。主演のプレッシャーはあった？

｢最初に聞いたときはすごくうれしかったんですけど、やっぱり緊張とか“本当にできるのかな”って不安や迷いもあったので、複雑な気持ちでした。でも、教えてもらったり学んだことがすごいたくさんあって、撮影が終わったときに“楽しかったな”とか“あのときああやって悩んで良かった”とかいろんな思いが出てきたので『初恋クロニクル』は自分の中で大きなモノになりました｣

Ｑ　抜群の社交性を持つ女子高生・美咲を演じたわけだけど、役作りは大変だった？

｢美咲は元気で明るくて活発なコなんで、そういうところは自分と近いっていうか、そのまんまなんですよ(笑)。自分が笑うと周りも笑顔になるような笑顔を持ってたりとか、本当にフレンドリーな性格のコなんで、台本を読んだときは早く美咲を演じたいと思いました。ただ、美咲は常にテンションが高いコなので、高いままのテンションを撮影が終わるまで維持するのは大変でした｣

Ｑ　常に高いテンションでいるのは大変だよね。

｢スタッフさんとか共演者の皆さんも明るくて、いつもガヤガヤしてる楽しい現場だったので、明るいテンションを維持するには効果的でしたね(笑)。特にカメラマンさんが面白い方で、大好きでした。私が少しでもやりやすいようにっていつも考えてくださいましたし、たまにギャグを言ったりもしてくれたりして、すっごい楽しかったです(笑)｣

Ｑ　主演で臨む現場は、やはり今までとは気持ちの持ち方も違った？

｢現場での居方とか周りの人にどういう風に気配りをするとか常に考えてました。私はひとつのことに集中するとそこしか見えなくなってしまうんです。だから、そこを気を付けて行動しようと思うようになりました。台本は何回も読んで、思ったことやリハーサルの時点で監督さんに言われたことを真っ黒になるまで書き込んでいました。いろんなことが起こる中で変わっていく美咲の心情をずっと考えてましたね｣

Ｑ　自分の考えをしっかり持って撮影に臨んでるんだね。

｢でも、自分で美咲像を固めすぎてしまったので、演じる段階で軌道修正するのが難しかったですね。岡本杏理ちゃん演じる(向井)真由香ってコがワケあってヘコんでるときに、美咲が涙をこらえて明るく慰めるシーンがあったんです。でもリハーサルでそのシーンを演じたときに、真由香と一緒に泣いちゃって……。もし私だったらってそのコの気持ちを考えちゃうと、悲しくなって、その感情が抜けなくなってしまったんです。クランクアップ(撮影終了)した今でも美咲のことを考えて、まだ落ち込んじゃう自分がいます｣

Ｑ　美咲は釣り好きな女のコだけど、春奈ちゃんも釣りが好きなんだよね？ ドラマの中で釣りをやってみてどうだった？

｢釣りは好きなんですけど、撮影で使ったような本格的な竿は持ったことがなくて。4mもあるんですよ！ すごく重かったです。それを美咲は職人みたいに上手に操る設定なので、何度も何度も練習しました。そうしたら肩が痛くなっちゃって(笑)。おまけにエサはミミズみたいな生き物だったから、触るまでに超時間がかかってしまったり(苦笑)。地元の釣り名人にもあきれられてましたね。でも練習中にキスが釣れたときはとってもうれしかったです。また釣りをしに来たいなって思いました。釣りの練習は難しくて葛藤(かっとう)しながらだったので、魚を持ち上げたりするところとか釣りのシーンにもぜひ注目していただきたいです(笑)！」

Text／藤岡真司(日刊編集センター)