五輪フィギュア:キム・ヨナ関連商品が大人気

 バンクーバー冬季オリンピックに出場したフィギュアスケート選手、キム・ヨナへの関心が高まるにつれ、関連商品が飛ぶように売れている。

 ロッテ・デパートが25日に発表したところによると、キム・ヨナとライセンス契約を結んでいるジュエリーブランド「J.ESTINA(ジェイ・エスティーナ)」の場合、全国の店舗に入店している売り場での売り上げが、今月に入って20%以上アップし、特に女子シングルのショートプログラムが行われた24日午後1時以降、25%台にまで伸びた。

 現代デパートでも、同ブランドの売り上げが今月に入って、昨年同期比で25%程度増加したと明らかにした。キム・ヨナがショートプログラムに出場した24日以降は、イヤリングの販売が急増し、当日の売り上げは普段の3倍近くとなった。

 キム・ヨナが専属モデルを務めるLG生活健康の化粧品ブランド「LACVERT(ラクベル)」の場合、今月に入って売り上げが例年よりも40%以上増えた。同社の関係者は、「キム・ヨナが開発に参加し、汗や涙でにじまないようにした『ヨナ・アイライナー』は、今月に入って1万本以上売れ、先月よりも2倍以上売れている」と話している。

 飲料ブランドのスムージーキングによると、キム・ヨナの名を冠した「ヨナ・スムージー」の24日の販売が、通常の2倍以上に増えたという。特に、今月初めに売り出した「ヨナ・スムージー2」の場合、発売から1カ月足らずで同社の売り上げ全体の10%近くを占めるほど、好評を得ているとのことだ。

 ベーカリーの「トゥレジュール」もやはり、24日に「ヨナ・ベーグル」「ヨナ・トリプル・チーズケーキ」など、キム・ヨナの名前を付けた商品の売り上げが、普段より50%伸びた。

 キム・ヨナの競技を大型画面で放送したコンビニエンスストアGS25も恩恵を受けた。首都圏のGS25 直営店20カ所では、キム・ヨナが登場した24日昼12時から午後2時まで、店内で競技を見ようとした人たちが、飲み物や食べ物を買い、売り上げが前日より20%以上伸びた。

 各流通業者は、キム・ヨナが26日に金メダルを取った場合に備え、景品提供イベントなどさまざまなマーケティング戦略を考えるのに忙しい。

金承範(キム・スンボム)記者

【ニュース特集】バンクーバーオリンピック

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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