フィギュア:キム・ヨナ整形疑惑、日・中で大騒ぎ(下)

韓国のネットユーザーら憤慨

 中華圏の一部ポータルサイトは「キム・ヨナ整形疑惑説」について、ユーザーの意見を聞くアンケート調査まで行っている。

 これについて清潭チュニス形成外科のチェ・ジュンヨン院長は、「飛び出した歯をそのままにしておくと、かみ合わせが悪くなるだけでなく、顎(がく)関節にも問題が生じることがあるため、幼いときに矯正しなければならない。それに、矯正すればあごのラインや顔の輪郭が変わるのは当然」と語る。また「キム・ヨナ選手の変化もそのせいだと思う。歯列矯正は機能的問題を解決する治療過程であり、決して整形ではない」と主張する。

 一方、日本のウェブサイト「ポップアップ777」は、キム・ヨナの金メダルはく奪の可能性を取り上げ、韓国のユーザーの失笑を買っている。

 「ポップアップ777」は3日、「キム・ヨナが五輪憲章第51条に違反した疑いがあり、バンクーバー冬季五輪フィギュア女子シングルの金メダルをはく奪される可能性がある」との記事を掲載した。

 キム・ヨナが、五輪公式スポンサーではない韓国の宝石メーカーのピアスを身に着けてショートプログラムとフリーの試合に出場し、これが五輪憲章第51条2項の付属細則に違反するとの主張だ。

 五輪憲章第51条2項は、「五輪が開催されるすべての場所で、いかなる形態の広告も許されない」という内容で、付属細則には「五輪参加者が着用するすべての衣服と使用する用具などについて広告を禁止し、これに違反した場合、国際オリンピック委員会(IOC)理事会を経て、選手資格をはく奪されることがある」との内容が含まれている。

 これについて韓国のネットユーザーからは、「結果に納得できない日本人のマナーの悪さ」を指摘するコメントが相次ぎ、一部では、大差で負けたにもかかわらずインタビューで「悔しい」と語った浅田真央を狙った内容も見られ、両国ユーザーのネット上での攻防はますます過熱しそうだ。

チェ・ジェソン記者

【ニュース特集】バンクーバーオリンピック

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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