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2010/03/05 12:38 KST
日本でマッコリ人気続く、輸入量10年で10倍に


【東京5日聯合ニュース】「飲みやすく、健康にも良いお酒」で知られるマッコリ(韓国伝統の濁り酒)が、日本で冷めやらぬ人気を見せている。

 韓国農水産物流通公社(aTセンター)の東京支社が5日に明らかにしたところによると、日本の韓国産マッコリ輸入量は1999年の611トンから、昨年は6157トンに増加した。

 10年間で10倍に増えたことになる。2009年の輸入量は前年に比べ26%増えるなど、伸び率に鈍化の兆しはまったくない。輸入額も、1999年の59万4000ドル(約5300万円)から昨年は539万9000ドルに急増した。

 日本が韓国からマッコリを輸入し始めたのは約20年前。最初はそれほど人気を集められなかったが、2002年に初めて輸入量1000トンを突破したのを皮切りに、急激に伸び始めた。

都内の居酒屋でマッコリを楽しむ日本市民(資料写真)=(聯合ニュース)

 マッコリ人気の背景には韓流ブームの影響もあるが、アルコール度数が6〜7度と低めで甘みとコクがあり、日本の消費者が飲みやすいと感じているためと分析される。また、日本にも以前から濁り酒の文化があったことや、アミノ酸が豊富に含まれており、体に良いとされている点も人気の理由の一つだ。

 ブームの波に乗り、日本内の韓国料理店はもちろん、居酒屋や大手スーパーでもマッコリを販売しているほどだ。現在、1990年代に最も早く進出した「イドンマッコリ」が日本市場のシェア60%を占め、圧倒的な地位を確保しているが、ほかの韓国大手酒造会社も続々と進出している。

japanese@yna.co.kr