日本でマッコリ人気続く、輸入量10年で10倍に
韓国農水産物流通公社(aTセンター)の東京支社が5日に明らかにしたところによると、日本の韓国産マッコリ輸入量は1999年の611トンから、昨年は6157トンに増加した。
10年間で10倍に増えたことになる。2009年の輸入量は前年に比べ26%増えるなど、伸び率に鈍化の兆しはまったくない。輸入額も、1999年の59万4000ドル(約5300万円)から昨年は539万9000ドルに急増した。
日本が韓国からマッコリを輸入し始めたのは約20年前。最初はそれほど人気を集められなかったが、2002年に初めて輸入量1000トンを突破したのを皮切りに、急激に伸び始めた。
都内の居酒屋でマッコリを楽しむ日本市民(資料写真)=(聯合ニュース) |
マッコリ人気の背景には韓流ブームの影響もあるが、アルコール度数が6〜7度と低めで甘みとコクがあり、日本の消費者が飲みやすいと感じているためと分析される。また、日本にも以前から濁り酒の文化があったことや、アミノ酸が豊富に含まれており、体に良いとされている点も人気の理由の一つだ。
ブームの波に乗り、日本内の韓国料理店はもちろん、居酒屋や大手スーパーでもマッコリを販売しているほどだ。現在、1990年代に最も早く進出した「イドンマッコリ」が日本市場のシェア60%を占め、圧倒的な地位を確保しているが、ほかの韓国大手酒造会社も続々と進出している。