更新: 2010/03/05 12:10 EU、排出量取引で犯罪続出 被害総額6500億円欧州連合(EU)域内で、温暖化ガスの排出枠を売買する排出量取引市場に絡んだ犯罪が増えている。フィッシング詐欺の手法で排出枠をだまし取ったり、日本の消費税にあたる付加価値税(VAT)を逃れたりする事件が続出。年900億ユーロ(約11兆円)規模に膨らんだ巨大市場に思わぬ逆風が吹いている。 フィッシング詐欺が表面化したのは2月。取引制度の登録者にメールを送信、偽のホームページ画面などにIDとパスワードなどを入力させて情報をだまし取る手口だ。 (ブリュッセル=瀬能繁) 欧州記事一覧
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