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2010年3月4日(木) 19:20 |
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就職難の留学生が大阪で集団面接
長引く不況で雇用情勢は一向に回復を見せません。 大学生の就職が「氷河期」といわれる中、留学生の日本での就職も厳しさを増しています。 大阪で行なわれた留学生を対象にした集団面接に密着しました。
岡山商科大学の留学生26人を乗せたバスが、大阪に到着します。 留学生を対象に開かれる就職説明会に参加するために、大学側が企画したツアーです。 主に中国や韓国からの留学生が、500人以上集まりました。 それに対して企業側は、大阪や東京の大手など10社と数は多くありません。 それでも岡山から大阪まで出向くのには、理由があります。 この大学では、独自の就職説明会を毎年今の時期に開いています。 ところが、留学生を採用する可能性があると答える地元企業はほとんどなく、留学生がどのブースに行けばいいのか迷うケースが度々見られるのです。 留学生を受け入れるためにはビザ申請の手続きなど企業側の準備も必要となり、企業にそのノウハウがないことも、採用企業が増えない要因と言われています。 今、全国に留学生は12万人。 数が年々増える中で、就職を希望する学生に受け皿をどう用意するのかが、課題となっています。 日本で働くことでキャリアアップに繋がることから、日本で就職を希望する留学生は増えていると言います。 しかし、そうした留学生の希望もなかなか叶わないのが現状です。
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