小林議員の辞職時期検討 民主執行部、北教組事件で北海道教職員組合の不正資金提供事件で関係者が逮捕された民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=について、党執行部が議員辞職は不可避との判断を強め、辞職時期の検討に入ったことが4日分かった。鳩山由紀夫首相の政権運営や夏の参院選への影響を懸念したためとみられる。 小沢一郎幹事長も同日、周辺に対し小林氏の辞職を前提に、補欠選挙のタイミングを見極める考えを示したという。 小林氏は4日夕、小沢氏と国会内で会い、事件に関し「お騒がせして申し訳なかった」と陳謝。小沢氏は「これからどういう結論になるか分からないが、党北海道連とよく相談し、しっかり対応してほしい」と述べた。 公選法の規定では、仮に小林氏が3月15日までに辞職した場合、4月25日に補選が実施される。「政治とカネ」の問題で逆風が吹く中、議席を維持したい民主党内では4月の補選は避けたいとのムードが強い。このため小林氏の意向を確認しながら、辞職時期について慎重に検討を進めている。 【共同通信】
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