今日も一緒にプロレスを楽しみましょう

　新日本プロレス２．１４両国大会で棚橋弘至が矢野通に髪を切られて半月。「バレンタインデーの悲劇」のその後が心配されていたが、大事には至らなかったようだ。
　とはいえ、エクステ（部分ヅラ）なのか自毛なのか。いずれにしても自慢の髪を切られた棚橋の怒りは、我々の想像以上だったに違いない。試合中も矢野は棚橋の髪の毛をつかんで振り回すなどやりたい放題だった。髪に関して敏感な記者は、放送席で解説しながら「抜けちゃうー！」と思わず叫んでしまいそうになったことを今でも鮮明に思い出す。
　全日本女子プロレスＯＧに聞いたことがある。セコンドが大変なのは「試合前はコールの時に投げ込まれる紙テープの片付け、試合後は抜けた髪の毛の片付け」と振り返っていた。女性は男性よりも髪が長いから抜けた量も多く見える。激しい試合ではゴッソリと束になって抜ける事もしばしば。試合後のリングには無数の抜けた髪の毛が散乱していたという。「２、３試合ですぐカツラが出来ますよ。柴田さんどうですか？」と言われ苦笑するしかなかった思い出がある。
　次戦までに棚橋の髪は元に戻るのか。練習熱心な棚橋だが、残念ながら練習しても髪は伸びない。わかめや昆布、ひじき、もずくなど髪に良いものを一生懸命食べているのだろうか。
　ちなみに髪の毛は血の塊。低血圧の人は短くし体内に留めた方が、そして高血圧の人は長く伸ばして体外に出した方が良いとか。と言う事は、世の高血圧のお父さんたちは長髪にした方が良い！？記者も高血圧だが・・・。