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【芸能・社会】工藤綾乃 映画初主演 人気児童書「怪談レストラン」実写化2010年3月4日 紙面から テレビアニメとしても放送中の人気児童書「怪談レストラン」シリーズ(松谷みよ子責任編集)が実写映画化されることが3日、分かった。主演は昨年8月、「第12回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた工藤綾乃(13)。映画初出演でジュブナイルホラーに挑戦し、お化けに立ち向かう劇場版オリジナルのヒロインを演じる。8月に公開予定。 「怪談レストラン」は1996年に刊行され、現在シリーズ50巻、累計売り上げは800万部に達するベストセラー。各巻とも世界の民話をベースにした短い怪談を集めており、“怪談レストラン”のメニューが、さまざまなこわい話という構成になっている。 昨年10月からテレビ朝日系でアニメ化され、4−12歳の小学生以下の子どもたちの視聴率は25%を超える。 映画版は冒頭の約10分のアニメを導入部とし、約80分の実写パートに移行する作りで、死に神メールによって起きた謎の連続失踪(しっそう)事件をめぐるオリジナルストーリー。工藤演じる中学2年の自称“怪奇探偵”天野ハルが、消えた妹を探してお化けに立ち向かっていく。 フジテレビ系「世にも奇妙な物語」シリーズ、映画「催眠」「パラサイト・イヴ」などを手がけた落合正幸監督がメガホンを取る。 製作サイドによると、実写パートに登場するお化けは、おきくちゃん、紫ババア、死神、(カッパのような)カパカパ、閻魔(えんま)様、おばけギャルソンなど12体程度。お化けたちはCG処理がなされるが、子どもたちに人気のお笑いタレントを中心にキャストを組む考えだという。 映画初出演・初主演の工藤は「原作は大好きな本の一つで、映画化が決まって『ヤッター!』とうれしかった。映画の撮影は初めてでドキドキするけど、見た人に面白かったと喜んでもらえるように頑張りたい」と、やる気満々。 落合監督も「原作が、まだ幼い、世の中を畏怖(いふ)する心の視点で罪と罰や因果応報、生きることや友情の素晴らしさを伝えている繊細な心遣いを大切にしたい。独特のファンタジーをつくり上げたい」と意欲を見せている。4月10日にクランクインの予定。 ◆工藤綾乃(くどう・あやの) 1996年5月28日、宮崎県出身の中学1年生。09年8月、「第12回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリとモデル部門賞をダブル受賞。10年2月から「cafeレストラン ガスト」のCMに出演。身長166センチ。趣味はジャズダンスやモダンバレエ、特技は開脚。血液型O。
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