岡山放送局

2010年3月5日 0時26分更新

国道フェリー 航路廃止届撤回


玉野市の宇野港と高松港を結ぶフェリー航路の存続を巡る問題で、今月26日に航路を廃止すると届け出ていた2つのフェリー会社のうち、「国道フェリー」は、4日午後、地域の利用者からきわめて強い要請があったとして廃止届けを撤回しました。

四国運輸局は、4日午後6時15分から高松市で会見を開き、4日午後、国道フェリーの社長から事業廃止届けを取り下げるとの申し出があったと述べました。
国道フェリーからは、取り下げた理由として、「地域や利用者からきわめて強い要請があったことなどから少なくとも高速道路の新料金が発表されるまでの間、船の数を減らすなどの効率化、合理化をはかりながら継続していきたい」との説明があったということです。そのうえで四国運輸局として「今回の国道フェリーの判断は宇高航路の存続をのぞむ地域の強い希望を受けたことと思う。今回の廃止届けの撤回で今月27日以降の当面の持続可能な経営がどこまで続けられるかは不透明で、今後、協議会で関係自治体と検討していきたい」とのコメントを発表しました。