2010年3月5日 0時26分更新
岡山県玉野市の宇野港と高松港を結ぶ航路を運航しているフェリー会社は、所有するフェリーの1隻を外国に売却し、4日関係者に見守られながら高松港を出港しました。
22年間にわたって宇野港と高松港の間のフェリーとして活躍してきた「りつりん丸」798トンは、去年12月にフェリーの便数が大幅に減らされたことを受けて、貿易会社を通じて東南アジアに売却されることになりました。
4日は船が停泊している高松港で国道フェリーの船員たちや売却先の船会社の関係者がフェリーに乗り込んで出港の準備を行いました。そして午前8時にロープがほどかれると、船はゆっくりと岸壁を離れ、港に別れを惜しむように汽笛がならされました。
りつりん丸は広島県尾道市で引き渡しへ向けた手続きなどを行ったあと東南アジアへむかうことになります。