岡山放送局

2010年3月5日 0時26分更新

瀬戸内市で郷土食イベント


瀬戸内海に面した瀬戸内市牛窓町で昔から食べられてきた郷土食の1つ「水夫のじゃぶじゃぶ」を地域おこしに活かそうと4日試食会が行われました。

試食会は中国四国農政局などが主催した食をテーマにしたシンポジウムの中で行われました。
瀬戸内市の保健福祉センター「ゆめトピア長船」には、150人余りが集まりました。
振る舞われたのは牛窓町地域に古くから伝わる郷土食、「水夫のじゃぶじゃぶ」です。
この料理は船乗りを指す水夫、昔の読み方で「かこ」と呼ばれる人たちが食べていたもので、瀬戸内海で獲れたシタビラメをミンチにして油で炒めた後、細かく刻んだゴボウやダイコンなどの野菜と一緒に醤油と砂糖で味付けして煮込み、ごはんに汁ごとかけていただきます。
試食した人たちは「おいしくてごはんが進みます」などと話していました。
地元では今後、この郷土食を地域おこしのPRにしていくということです。