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吉本にまた脅迫状…カウス事件と関連?

 吉本興業(本社・大阪)は3日、同社の大崎洋社長らの実名を挙げ、身の安全を脅かすような内容の脅迫状が同社に届いたと、大阪府警南署に報告した。4日にも被害届を提出する。同様の脅迫状は昨年4月に同社所属の漫才師中田カウス=本名・本間勝道さん=の自宅にも届いており、南署は今後、関連などを調べる。

 吉本興業関係者によると、脅迫状が届いたのは3日午後4時45分ごろ。A4版のはがきにワープロのかい書体を印字した紙が張り付けられ「臨時株主総会は、無事に終わったな。大崎、吉野よ どこに居ても、いつでも手は届くぞ」などと書かれていた。差出人の名前はなく、表面のあて先もワープロによる印字。消印は2日午後、大阪市内のものだった。

 同社をめぐっては一部の創業家が経営の主導権を求める“お家騒動”が3年前にぼっ発。昨年1月には漫才師中田カウスが大阪市内の劇場近くで何者かに襲撃を受けて負傷し、翌日には劇場に脅迫電話があった。カウスの自宅には現経営陣に対し、今回と同様の内容の脅迫状も届いていた。事件はいずれも未解決のままだった。

 吉本興業は創業家との覇権争いを封じ込めることも狙い、今年2月24日には株式の上場を廃止。騒動にも終止符が打たれたとみられていた。今回、またも脅迫状が届いたことに「カウスさんの襲撃事件も以前の脅迫状も捜査が進展していないのに、またも重大なことが起きた」と関係者は大きな衝撃を受けている。






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