日本商工会議所の岡村正会頭は4日の記者会見で、政府が大型連休を地域ごとに分散する試案を示したことについて、「企業の効率としてはマイナスに働く。真剣に議論してほしい」として否定的な見方を示した。
政府の観光立国推進本部は3日の作業部会で、連休中の渋滞・混雑の緩和や観光需要の掘り起こしを目指し、春と秋の大型連休を地域ごとに分散する試案を提示した。これについて岡村会頭は「産業界から見ると問題が大きい」としたうえで、「全国展開する企業からすれば(地域ごとに休日がずれることで)手形決済の問題が出てくる。そもそも祝日の意味がなくなる」などと指摘した。
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