韓国スポーツ界から学ぶ、日本の公務員が10日訪韓
政府レベルの韓日スポーツ交流はかなり前から行われてきたが、日本政府が直接韓国スポーツ界の視察に乗り出したのは、ここ数年、夏季五輪と冬季五輪での総合成績が韓国を下回り、これ以上後れを取ることはできないという意志の表れとみられる。
バンクーバー冬季五輪で韓国は金メダル6個、銀メダル6個、銅メダル2個を獲得し、総合5位を記録したが、日本は銀メダル3個、銅メダル2個にとどまり、総合20位に終わった。夏季種目に比べ多くの費用と装備が必要で、いわゆる「先進国型スポーツ」とされる冬季スポーツだけは韓国を上回ると自負していた日本のプライドが傷ついたと言える。
危機と判断した日本はバンクーバー五輪終盤に「韓国のスポーツの運営体系と行政組織を見学したい」と、訪韓を正式に打診したという。また、韓国政府のスポーツ支援体系や泰陵選手村の運営策のほか、昨年行われた大韓体育会と大韓オリンピック委員会の統合の経緯についても深い関心を示している。日本は先進国のなかで唯一、日本体育協会(JASA)と日本オリンピック委員会(JOC)が分離運営されており、効率性の問題が指摘されている。