ハイハイや寝返りなどの乳幼児らしい動きを学んで身に着ける赤ちゃん型ロボット「M3―neony」を大阪大の浅田稔、石黒浩両教授らが開発。大阪市内で3日、実演を披露した。
体長50センチ、重さ3・5キロ。目にはカメラ、耳にはマイクを取り付け、全身には触覚センサーを配置した。
うつぶせで手足をバタバタ動かす程度しかできない赤ちゃんロボが、前に進むよう指令を受けると、もがきながらコツをつかみ、上手にハイハイできるようになった。あおむけの状態から少しずつ体を動かして寝返りすることもできる。
研究チームは、ロボットの動きを調べて、人間が運動や認知の機能を発達させる過程の解明に役立てたいと考えている。