「仰げば尊し」なんてもう古い 卒業式ソングはJ-POPが定番週刊文春3月 4日(木) 12時 4分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合「最近は厳しい私立学校でも卒業式ソングはJ-POPというのが定番です。ちなみに、TSUTAYAが発表した昨年の『卒業ソングランキング』によると、昨年のベスト3は『道』(EXILE)、『3月9日』(レミオロメン)、『サクラ咲ケ』(嵐)でした」(音楽雑誌記者) いつの間にそんなことに? 「きっかけは、尾崎豊の『卒業』が当時の高校生に共感を得たことでしょう。ただし、この曲には教育上好ましくない表現が使われていたことから、実際に卒業式ソングとして使われることは少なかったようですが、〇三年に別れを題材とした森山直太朗の『さくら(独唱)』がヒットし、『これなら卒業式で歌ってもいいのでは』という気運が急速に広まったようです」(音楽評論家・反畑誠一さん) もちろん音楽業界も卒業式ソングに大注目。 「たとえばAKB48の新曲『桜の栞』は、ジャケット写真に羽織袴姿を使ったバリバリの卒業式ソングですが、オリコンシングルランキング首位スタートですし、『桜』『旅立ち』など、卒業や別れがイメージできる曲を収録した『ファンキーモンキーベイビーズBEST』も週間ランキング首位。今や卒業式ソングはクリスマスソングなみの“売れる”ジャンルなんです」(音楽評論家・田家秀樹さん) ところで、卒業式でこれらの曲を歌った場合にも著作権使用料は発生するのか? 「卒業式で楽曲を使用する場合、(1)営利性がない、(2)入場料をとらない、(3)歌ったり演奏する方に報酬が支払われない、という三つの条件がすべて満たされているため、著作権使用料を支払う必要はありません」(JASRAC) では今年のイチオシソングは何なのか? 「たくさんありすぎてなかなかひとつには絞りきれませんね。『栄光の架橋』(ゆず)、『旅立ちの日に』(川嶋あい)、『YELL』(いきものがかり)。あと、定番では『さくら』(森山直太朗)、『手紙』(アンジェラ・アキ)、『贈る言葉』(海援隊)などでしょうか」(前出・田家さん) 卒業式出席前にあらかじめカラオケで練習しておく? (岡崎博之) (週刊文春2010年3月11日号「THIS WEEK トレンド」より) 【関連記事】 ・ 芸能十大ニュースに紀香・陣内離婚がなぜ入らないの? (週刊文春2009年12月17日号)
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