ウェークフィールド(右)から、指導を受ける吉田えり=フォートマイヤーズ(共同)
米独立リーグの球団から入団オファーを受けている吉田えり投手(18)が2日、前日に続き、レッドソックスのキャンプを訪れ、ウェークフィールド投手からナックルボールの指導を受けた。
男子との体力差を感じつつあった中学3年時、ウェークフィールドの投げる映像を見たことでナックルボールを練習し始めた。あこがれの人を前に緊張気味だったが「手首を固定して、動かさないように」などとアドバイスを受け、右横手からの投球を繰り返した。
丁寧な指導に吉田は「技術面だけでなく『勇気を持って投げる』などメンタル面まで細かく教えてもらった」と感激。大リーグ通算189勝のウェークフィールドは「いくつか教えたが、今まで我流でやっていたとは思えないくらい良かったよ」と感心した。
今後の進路について吉田は5日に帰国後、両親と相談して決める予定。
(2010年3月3日)