韓国の放送コンテンツ、輸出額の増加率が一ケタに

輸入額の増加率は3倍に

 韓国の放送コンテンツの輸出額の増加率が一ケタ台に落ち込んだ一方、輸入額は大幅に増加していることが分かった。韓国コンテンツ振興院(李在雄〈イ・ジェウン〉院長)は3日、「2009年韓国のコンテンツ輸出入の現況」と題する報告書を発表した。それによると、昨年の放送コンテンツの輸出額は1億8358万ドル(現在のレートで約162億4700万円、以下同)で、08年(1億8016万ドル=約159億4400万円)に比べ、1.9%増加したという。一方、輸入額は6594万ドル(約58億3600万円)で、08年(2184万ドル=約19億3300万円)に比べ、約3倍増加した。

 2001年以降、放送コンテンツの輸出額は、毎年20-30%台の増加を記録してきたが、06年に増加率が10%台に落ち込んだ後、昨年には一ケタ台まで下落した。一方、ケーブルテレビを中心に、海外のドラマやドキュメンタリーの輸入が増加した。相手国を見ると、米国(90.8%)への依存度が最も高く、以下、日本(3.3%)、イギリス(2.1%)の順となった。

パク・セミ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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