2010年度予算案参院審議の初日である3日、原口一博総務相ら3閣僚が参院予算委員会に遅刻した。国会審議への閣僚の遅刻は極めて異例で、事務局も「過去に例があるかどうかは調べようがない」と言うほど。鳩山由紀夫首相は同日夕、記者団に「申し訳ない」と陳謝しながら「かなり事務方のミスでもある。むしろ役人の中で緊張感が足りないのがいると思っていて、大変けしからんことが起きたと思う」と官僚に責任転嫁した。
遅刻したのは総務相と前原誠司国土交通相、仙谷由人国家戦略相の3人。総務相は開会予定時刻の2分後、8時52分にはツイッターに「原口ビジョン」について書き込んでいる。「ツイッターで遅れたわけではない。事務方のミスだ」と釈明し、夕方になってツイッターにも「事務方の連絡ミス」と記した。(07:00)