商船三井は約1500億円を投じ、2013年から16年までに液化天然ガス(LNG)輸送船を6隻投入する。米エクソンモービルと15年前後の長期輸送契約を締結。パプアニューギニアとオーストラリアから日本や中国の電力会社など向けに輸送する。6隻は中国と韓国の造船会社が建造する。石油や石炭に比べ環境負荷が小さいLNGは世界的に需要が拡大している。商船三井はLNG船で過去最大規模の投資に踏み切り、事業拡大を狙う。
商船三井はエクソンモービルや新日本石油などが出資するパプアニューギニアのLNG開発プロジェクト「PNG LNG」から4隻、米シェブロンなどが出資する豪州の「ゴーゴン」プロジェクトから2隻の輸送契約を結んだ。契約先のエクソンモービルから合計で年150億円程度の長期用船収入を得る見通し。
(06:00)