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2010年3月3日(水) 19:20 |
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スーツ低価格競争が激化
3月は紳士服業界にとっては、入学・入社シーズンを控えかき入れ時といわれています。 こうした中、岡山市の老舗デパートがこれまでより3万円程度安いスーツの販売を始めました。 新規顧客を開拓したい百貨店側と、迎え撃つ量販店側の思惑とは?
天満屋岡山店が、3日オープンしたスーツ売り場です。 価格帯を1万8900円から3万9900円までの3つのゾーンにまとめました。 仕立てを中国で行なうなど、コストを削ることでこれまでより3万円程度安い商品の開発に成功したといいます。 新社会人や就職活動中の学生など、20代から30代を主なターゲットにして顧客の開拓を狙っています。 百貨店の低価格スーツ市場参入で、危機感を抱いているのは量販店です。 豊富な品揃えと2着目以降は1000円などの大幅割引を売りに百貨店などに対抗しようという構えです。 昨今のデフレも手伝って低価格化が進む紳士服市場。 細く見えたり、足が長く見えたりするなどシルエットやデザインに工夫を凝らしての商品開発が、今後の生き残りをかけた鍵といえそうです。
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