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全員が持ち味 やはり頼みは海外組/アジア杯

2010.3.4 00:10
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全員が持ち味 やはり頼みは海外組/アジア杯
サッカーアジア杯最終予選のバーレーン戦後半、右からのクロスを頭で合わせ2点目を決める本田=3日夜、豊田スタジアム【フォト】

 サッカーアジア杯2011最終予選(日本2−0バーレーン、3日、豊田スタジアム)今年初めて、試合後のスタンドから大歓声がこだました。「初めてバーレーンに2点差で勝てた」。就任後6度目となる“因縁の対決”に決着を付け、岡田監督も納得の表情を見せた。

 ブーイングにまみれた2月との違いはやはり、今年初出場の中村俊と海外組の存在だ。中村俊ならパス、松井ならドリブル、長谷部なら運動量、本田ならパワー。全員が出し惜しみすることなく持ち味を披露した。「海外組が入って、量より質という感じになった」と内田。コンセプトに縛られず、勝つために最善のプレーを選択できるのが、彼ら最大の強みだ。

 特に初めてトップ下で起用された本田は出色のプレーを見せた。前線でタメを作り、シュートも最多の5本。「もっと危険なプレーを選択できた」と不満気だが、岡崎の先制弾も本田が相手DFを引きつけたことで生まれた。岡田監督も「彼が入ったことでチームを1つ上に押し上げる形になった」と絶賛した。

 何より彼らが頼もしいのは、目先の勝利に一喜一憂しないこと。「いつもカメルーンを相手にした場合を考えないと。誰が決めたとかは意味がない」と中村俊。世界を知る彼らは、この勝利が何も保証しないことを知っている。

 中沢は「控え組は何くそと思ってエネルギーに変えてほしい」と話した。最低限、国内組全員が彼らのレベルに達しないと、とても世界では戦えない。



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