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【政治】

民主、前田氏擁立へ 参院選比例

2010年3月3日 09時10分

  民主党は7月の参院選の比例代表候補として、元衆院議員の前田雄吉氏(50)=愛知県犬山市=を擁立する方針を固めた。

 前田氏はマルチ商法(連鎖販売取引)業界からの献金問題の責任を取り2008年10月に離党したが、同問題に関連した刑事告発が不起訴となり、同党は擁立への支障が少なくなったと判断したとみられる。

 前田氏の公認は、3日にも党本部が発表する。関係者によると、前田氏は出馬の意向を一部の支援者らに伝えたほか、愛知県小牧市や名古屋市に事務所を構えるなど政界復帰に向けた準備を既に進めている。

 本紙の取材に「党本部から比例名簿に登載されたと連絡があった」と話した。

 前田氏は松下政経塾出身で、2000年の衆院選愛知6区で初当選。3回連続当選し、小沢一郎幹事長を支持する党内グループ「一新会」の事務局長も務めた。

 ところが、08年秋にマルチ業界から講演料や献金計1300万円を受け取り、国会で業界に関する質問をしていた問題が発覚。離党するとともに、09年8月の衆院選で出馬を見送り、政界から一時身を引いていた。

 マルチ業界からの献金をめぐっては、市民団体が受託収賄にあたるなどとして前田氏を刑事告発したが、名古屋地検は昨年12月、嫌疑不十分で不起訴を決めた。

(中日新聞)

 

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