2010年3月3日 19時4分更新
岡山県東部の4つの市と町が組合を設立し共同で進めてきた新しいごみ処理施設の建設計画について、和気町議会は3日、組合そのものを解散するための議案を可決し広域ごみ処理施設の建設計画は正式に白紙となりました。
この計画は県東部の4つの市と町が組合を作りおよそ160億円の費用をかけて赤磐市内に新たなごみ処理施設を建設し、共同で利用しようというものです。
しかし、備前市と瀬戸内市が費用などの問題から相次いで組合から脱退を表明したことなどから4つの自治体では先月組合を解散する方針をまとめていました。
和気町議会で3日組合を解散するための議案の採決が行われ賛成多数で可決されました。
これにより4つの自治体の議会で解散が可決され、組合は今月末をもって正式に解散することが決まりました。
およそ10年をかけて進めてきたごみ処理計画は実現しないまま終わりを迎えますが、参加していた自治体の中にはごみ処理施設を持っていないところもあり、今後、ごみ処理をどう進めてゆくのか新たな計画を作る必要に迫られることになります。