2010年3月3日 19時4分更新
井原市は、市が運営する田中美術館の照明のおよそ半分をLED・発光ダイオードを使ったタイプのものに交換することになりました。
LEDの照明装置が導入されるのは井原市生まれの彫刻家、平櫛田中の作品を展示する田中美術館です。
井原市では、春以降、美術館のスポットライトや蛍光灯などの照明うち、およそ半数にあたる130個をLEDを使ったものと交換します。
LEDを使った照明装置は、従来の電球や蛍光灯に比べ消費電力が少ないことなどから、環境への負荷を減らせると期待されています。
また、LEDは展示作品を痛めるおそれがある紫外線を出さないほか、寿命も長いことから、危険を伴う高い天井での交換作業を省力化できるメリットもあるということです。
井原市では太陽光パネルの設置などとあわせて2360万円あまりをかけ、新年度こうした事業を行う予定です。
井原市では、「今後、LEDの光を彫刻作品にどう当てれば良いか、色や光の強さを研究し、全国の美術館の手本とされるようになりたい」と話しています。