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高校無償化 大阪・橋下知事、あらためて朝鮮学校への適用除外あり得るとの考え示す
3日から参議院に舞台を移した予算案の審議に、3人の大臣がまさかの遅刻をし、委員会室は罵声(ばせい)に包まれた。一方、高校無償化の対象から朝鮮学校を外すかどうかをめぐり、鳩山政権はまたもや迷走している。
予算委員会の開始時間、午前8時50分になっても、3人の閣僚の姿がなかった。
これに、自民党の舛添要一筆頭理事は「大臣、遅れちゃだめじゃないか、何たるんでるんだ! 時間だろうが! どの大臣だ、来てないのは!」、「参議院をなめてるのかよ!」と声を荒らげた。
平野博文官房長官は、委員会室を飛び出し、落ち着きなく、現われない閣僚を待った。
3大臣そろって遅刻という前代未聞の事態で、委員会は審議前から紛糾した。
そこに遅れること1分、前原誠司国交相が小走りで現れた。
頭を下げる平野官房長官に、「謝ってばかりじゃないか!」という声が飛んだ。
次に血相を変えて委員会室に飛び込んできたのは原口一博総務相で、4分遅刻で席に着いてからも、猛省しきりだった。
それもそのはず、原口総務相は、開始時刻を過ぎた午前8時52分に、「ツイッター」に書き込みをしていた。
原口総務相は「別に何かをやったから遅れたわけではなくて...」と話した。
3大臣の中で最も遅い6分遅刻でやって来たのは、仙谷由人国家戦略担当相。
しかし、恥ずかしさからか顔には笑みを浮かべており、「ニヤニヤしている場合じゃないぞ!」と、厳しい声が飛んだ。
遅刻の原因は事務方の連絡ミスという大臣もいたが、結局、3人そろって委員会冒頭に陳謝することになった。
遅刻した3大臣は午後、予算審議6分前にもかかわらず、しっかりと席に着き、待っていた。
亀井静香郵政・金融担当相から「ずいぶん早いじゃない?」と声をかけられた前原国交相は、「反省してます」と述べた。
夜のぶら下がり取材に、遅刻せずに現れた鳩山 由紀夫首相は「緊張感が足りないと、私もそう思います。大変けしからんことが起きたなと。また、申し訳ないことが起きたと、そのように思っています」と話した。
緊張感に欠ける予算審議が進む中、マニフェストの目玉政策が揺れている。
3日午後、都内の東京朝鮮中高級学校に現れたのは、衆議院文部科学委員長の田中 真紀子議員。
高校無償化の対象から朝鮮学校を除外するのか議論のある中、実際に現場を視察した。
田中議員は「これから、議論をしていくと。これからスタートするわけですから、その中でもって、いい結論が導き出されればいいなと」と述べた。
鳩山政権の目玉政策「高校無償化」から、朝鮮学校を対象外とすべきという発端は、中井 洽拉致問題担当相の発言からだった。
2月26日、中井拉致問題担当相は「国家として、拉致問題にからんで制裁措置をやっている国の国民でありますから。これはどうなんだろうと」と述べた。
そして、鳩山首相も2月26日、「国交がない国の教科内容というものが、果たして私どもが検討できるかどうかと」と述べ、除外の可能性を示唆していた。
これに対し、連立政権を組む社民党は、強硬に除外に反対し、3日も独自に朝鮮学校を視察している。
朝鮮学校は現在、国公立・私立の高校とは異なる「各種学校」の扱い。
高校に対応する朝鮮中高級学校は全国で12校あるが、その教育カリキュラムには、北朝鮮とつながる朝鮮総連が深くかかわっているとされる。
3日に会見を開いた全国朝鮮高級学校校長会の副会長は「政治・外交的な理由により、朝鮮高校を無償化の対象から除外しようとする動きは、民族差別をいっそう助長するもので、看過することはできません」と述べた。
一方、独自の高校無償化制度を4月にスタートさせる大阪府の橋下 徹知事は、3日夜、あらためて朝鮮学校に対する適用除外もあり得るとの考えを示した。
橋下知事は「僕は、北朝鮮が不法国家であるっていうことは、日本国民みんなが、そこは認定していると思っているのでね。だから、そこと関連するような学校とか施設、そことはおつきあいはしません。だからそこは、北朝鮮という国と朝鮮学校の関係を、しっかりと調査・検討して、どういうかかわりがあるのかということは、しっかり見たいというふうに思ってます」と述べた。
これに加え、3日、永住外国人へ地方参政権を付与する法案についても、国民新党代表の亀井郵政・金融担当相は、政府が法案を提出する場合、連立を離脱する意向を表明するなど、連立政権の不協和音が露呈する形となった。
予算委員会の開始時間、午前8時50分になっても、3人の閣僚の姿がなかった。
これに、自民党の舛添要一筆頭理事は「大臣、遅れちゃだめじゃないか、何たるんでるんだ! 時間だろうが! どの大臣だ、来てないのは!」、「参議院をなめてるのかよ!」と声を荒らげた。
平野博文官房長官は、委員会室を飛び出し、落ち着きなく、現われない閣僚を待った。
3大臣そろって遅刻という前代未聞の事態で、委員会は審議前から紛糾した。
そこに遅れること1分、前原誠司国交相が小走りで現れた。
頭を下げる平野官房長官に、「謝ってばかりじゃないか!」という声が飛んだ。
次に血相を変えて委員会室に飛び込んできたのは原口一博総務相で、4分遅刻で席に着いてからも、猛省しきりだった。
それもそのはず、原口総務相は、開始時刻を過ぎた午前8時52分に、「ツイッター」に書き込みをしていた。
原口総務相は「別に何かをやったから遅れたわけではなくて...」と話した。
3大臣の中で最も遅い6分遅刻でやって来たのは、仙谷由人国家戦略担当相。
しかし、恥ずかしさからか顔には笑みを浮かべており、「ニヤニヤしている場合じゃないぞ!」と、厳しい声が飛んだ。
遅刻の原因は事務方の連絡ミスという大臣もいたが、結局、3人そろって委員会冒頭に陳謝することになった。
遅刻した3大臣は午後、予算審議6分前にもかかわらず、しっかりと席に着き、待っていた。
亀井静香郵政・金融担当相から「ずいぶん早いじゃない?」と声をかけられた前原国交相は、「反省してます」と述べた。
夜のぶら下がり取材に、遅刻せずに現れた鳩山 由紀夫首相は「緊張感が足りないと、私もそう思います。大変けしからんことが起きたなと。また、申し訳ないことが起きたと、そのように思っています」と話した。
緊張感に欠ける予算審議が進む中、マニフェストの目玉政策が揺れている。
3日午後、都内の東京朝鮮中高級学校に現れたのは、衆議院文部科学委員長の田中 真紀子議員。
高校無償化の対象から朝鮮学校を除外するのか議論のある中、実際に現場を視察した。
田中議員は「これから、議論をしていくと。これからスタートするわけですから、その中でもって、いい結論が導き出されればいいなと」と述べた。
鳩山政権の目玉政策「高校無償化」から、朝鮮学校を対象外とすべきという発端は、中井 洽拉致問題担当相の発言からだった。
2月26日、中井拉致問題担当相は「国家として、拉致問題にからんで制裁措置をやっている国の国民でありますから。これはどうなんだろうと」と述べた。
そして、鳩山首相も2月26日、「国交がない国の教科内容というものが、果たして私どもが検討できるかどうかと」と述べ、除外の可能性を示唆していた。
これに対し、連立政権を組む社民党は、強硬に除外に反対し、3日も独自に朝鮮学校を視察している。
朝鮮学校は現在、国公立・私立の高校とは異なる「各種学校」の扱い。
高校に対応する朝鮮中高級学校は全国で12校あるが、その教育カリキュラムには、北朝鮮とつながる朝鮮総連が深くかかわっているとされる。
3日に会見を開いた全国朝鮮高級学校校長会の副会長は「政治・外交的な理由により、朝鮮高校を無償化の対象から除外しようとする動きは、民族差別をいっそう助長するもので、看過することはできません」と述べた。
一方、独自の高校無償化制度を4月にスタートさせる大阪府の橋下 徹知事は、3日夜、あらためて朝鮮学校に対する適用除外もあり得るとの考えを示した。
橋下知事は「僕は、北朝鮮が不法国家であるっていうことは、日本国民みんなが、そこは認定していると思っているのでね。だから、そこと関連するような学校とか施設、そことはおつきあいはしません。だからそこは、北朝鮮という国と朝鮮学校の関係を、しっかりと調査・検討して、どういうかかわりがあるのかということは、しっかり見たいというふうに思ってます」と述べた。
これに加え、3日、永住外国人へ地方参政権を付与する法案についても、国民新党代表の亀井郵政・金融担当相は、政府が法案を提出する場合、連立を離脱する意向を表明するなど、連立政権の不協和音が露呈する形となった。
(03/04 00:41)