約１ヶ月のご無沙汰をしておりました「ブラタモリ」、いかがでしたでしょうか。２０１０年も、どうぞよろしくお願いいたします。新年最初は、浅草。誰もが知るお馴染みの町の、意外な顔が見えてきました。

あのにぎやかな仲見世通りから一本入ったところに、ひっそりと建つ伝法院。その、普段は非公開というお庭に入らせていただきました。タモリさんも、かねてからどうコネをつけようかと思っていたという“秘園”です。秘めたる庭・・・なんだかしっとりした大人のひびきですねぇ。お庭の美しさもさることながら、ご住職が見せてくださった貝殻には驚きました。上下が合わさった貝を見つけた時は、もしや、中に実が！？と興奮しましたが、残念、泥だらけ。でも、ぶっつけ本番の楽しさは私自身とても新鮮で、話がどう展開するかわからない面白さが、テレビをご覧の方にも伝わればうれしいなぁと思います。

ひょうたん池があった頃のお話をしてくださった中島さんとも、あの時が初対面。お顔も知らなければ、右からいらっしゃるのか左からかもわからず、待つこと１０分。まさか自転車でふらりとやって来た方がご本人とは！どこに行ってもみなさんよくしてくださいますが、浅草の方たちは、本当に元気がよくてあたたかかったです。日本の東京という限られた範囲でも、地域によって流れる時間や、町のにおい、暮らす人の雰囲気は違うんですよね。この番組で実感したことです。浅草寺の守山さんの貝殻も、撮影後の鑑定で見事！縄文時代のものとわかって何よりでした。

次回は、神田をブラ歩きです。ロケは、年に一度の神田古本まつりが開かれている時でした。浅草では盛んに聞かれた“タモリさんコール”ですが、神田ではこの町ならではの面白い反応が。来週も、どうぞご覧くださいませ。