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バス車内メールOK 宮城県協会が携帯制限緩和

 宮城県バス協会は2日、路線バスの車内で、マナーモード設定で携帯電話の利用を一部認めると発表した。これまでは携帯電話の影響を受けるとされる心臓のペースメーカー装着者に配慮し、携帯電話の電源を切るよう乗客に協力を求めたが、今後は優先席から離れた場所ではメールやテレビの視聴を認める。

 適用は宮城交通とミヤコーバスが23日、仙台市営バスと愛子観光バスが4月1日に始める。

 マナーモード使用が大前提で、ペースメーカー装着者が座る可能性のある優先席付近では、現行通り電源を切ってもらう。

 協会は仙台市地下鉄が同様に使用制限を緩めたことや、国が「携帯電話とペースメーカーを22センチ以上離せば問題ない」という調査結果を公表したことを踏まえ、制限緩和に向けて検討を重ねた。

 日本心臓ペースメーカー友の会県支部の成田涼子支部長は「会員はおおむね理解しているが、携帯電話の電波が不安な人もいる。優先席付近ではこれまで通り電源を入れないでほしい」と話している。


2010年03月03日水曜日

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