▼ エアロック 2010年度の活動につきまして

  日頃は、エアロックの活動に多大な応援を頂きましてありがとうございます。
  エアロックでは、昨年秋に発生した機体故障の影響から、昨シーズン後半でのエアショーフライトが行えずにおりました。
  フライトキャンセルとなっていたにもかかわらず、大勢の皆様にご声援を頂けましたことに心より感謝申し上げます。

  機体の状態ですが、ベース基地への着陸後の点検で垂直尾翼の付け根部分のフレーム(機体の構造材)に問題が
  生じている事が判明しております。
  問題箇所が航空機にとって重要なフレームに掛かる事、13年間曲技飛行に供して来た経年機である事から
  私どもチームスタッフとしましては、安全確保の観点に於いて、これまで通りの過酷なエアショー用途に
  使用する為には、引き続き長時間の精査と大規模な修繕が不可欠なものであると考えております。
  
  また、エアロック創設当時の権利所有者の方のご意向もございますことから、これまでの機体及び
  「エアロック」というチーム名で、引き続きエアショー活動を継続して行くことを
  断念せざるを得ない結論に至りました。
  現時点まで、何とか継続の方法がないか調整を続けておりました為、ご連絡が遅れましたことをお詫び申し上げます。

  応援を頂いていた皆様には申し訳なく、また、私どもにとりましても大変不本意ではございますが
  私どもがエアロック名義で活動することは、2010年3月末日をもって終了することとなります。

  エアロックは、1996年に先代の故ロック岩崎により設立され、2005年にはロックのウイングマンであった
  サニー横山をチーフパイロットとして再始動したあと、2007年度に当時の主宰者様のご意向により活動終了の決断を
  下された所、日本の民間エアショーの灯火を消してしまわないよう、また、故ロック岩崎の遺志を継いで
  多くの人々に空への夢を引き続きお届けできる様、現行の新体制にて2008年、2009年と活動してまいりました。

  今後、エアショーパイロットであるサニー横山およびメカニック、ブース、マネジメントなどのチームスタッフは
  エアショーへの夢を追い続け、再び日本の空で皆様に楽しんで頂ける演技を披露できる様、模索を続けてまいります。

  エアロックとして続けてまいりました活動は、3月末日を以って区切りをつけることとなりますが、いつの日かきっと
  サニー横山の新しいエアショーチームの誕生と共に、皆様にお目にかかれることを願ってやみません。

  その為には、新しい機体の確保、その機体での操縦訓練など、ひとつずつ解決する必要がありますため
  2010年シーズンのサニー横山のエアショーフライトは、現時点では白紙の状態であり、イベント主催者様からの
  イベント参加へのご打診にもお応え出来ない状態でございます。

  何とか継続の方法を模索し、ギリギリまで検討を致しておりましたため突然のお知らせとなり、多くの皆様に
  多大なご心配をお掛けしてしまい、重ねてお詫び申し上げます。
  これまで、我々のエアロック活動に暖かいご支援を賜りました事を感謝申し上げます。

  本当にありがとうございました。

  PROFESSIONAL AEROBATIC TEAM
  サニー横山&チームスタッフ一同

  2010.2.8