ご飯を炊く ただし空き缶で。
DPZの記事(http://portal.nifty.com/2006/10/12/c/)で、空き缶でご飯を炊くネタが楽しそう。そのうち、何かの機会にできるんじゃないかと試しにやってみました。
ちなみにやり方は国際サバメシ(サバイバルメシ)研究会(http://homepage2.nifty.com/sabameshi/)参照。
まずは空き缶にハサミとカッターで空き缶に空気穴を開ける。ここまでは楽勝。
ウチの近所の「健康広場」へ。こういう場でご飯を炊くのはさすがにヤバイかな、とは思ったけど、まあいいや。イモ煮をしてた人たちもいるし、ついこの間までホームレスがカセットコンロでご飯食べてたし。
……ホームレスと一緒かい!
ともあれ、三輪車で遊ぶ子を連れた母親の冷たい視線をモノともせず、健康広場の片隅に空き缶をセット。
牛乳パックを1.5cmの幅に切って作った燃料で火をたく。
牛乳パックは想像以上によく燃える。
考えてみればパルプとビニール。そりゃ、よく燃えるはず。よく燃えすぎて、一瞬の猶予もない。写真を撮ろうと デジカメを立ち上げたら、もう火が弱まっている。あわてて次の燃料を投入しても、もう火はつかない。仕方がないからライターで火をつけて、ふう、と息をつ くと、もう火が……。そんな間の抜けたペースなもんだから、初めのうちは火力が安定せず、なかなか釜のお湯が沸騰しない。マニュアルには10分と書いて あったけど、いやいや、15分はかかったかな? でも、いったんコツがつかめたら、あとは燃料を放り込みつつ、ご飯が炊けるのを待つ。
だいぶ慣れて、もう5分くらいで炊きあがりかな、とそこへ、どこからともなくニコヤカにおばさん登場。
「なにやってるんですか?」
「いやぁ、ご飯を炊いてるんですよ~」
「あのね、ここは花火も禁止だし、子どもたちもいるでしょ。空気も乾いてるし、枯れ葉も……」
おばさん、ダメならダメって言いましょうよ。最後まで、「ここで火はまずいんですよ」とは言わず、でもネチネチと説教って、すごく気分悪いんだから。さっきから親子連れも不審な目で見てるし、常識的に考えればマズイのはわかってましたって。
でも、炊きあがるまであと5分。まだ燃料も残ってるし、このままご飯を諦めるわけにはいくまい。幸い、おばさんも行ったし。消えちゃった火をもう一度つけ直し、最後まで炊く。
沸騰からちょうど15分、燃料を燃しきったところで釜をひっくり返して蒸らし、片付け。かまどになっていた缶には、ほとんど何も残っていない。牛乳パックの燃料は、完全に燃え切っちゃうみたい。
さすがにそのまま健康広場で食べる気にはなれず、家に帰って試食。
おいしそうじゃん!
いや~、うまい。炊きたてだからだとは思うけど、ご飯だけでご飯が食べれるくらい。……というのは嘘で、なめ茸かけて食べた。でもすごくうまかった。
外で、あんなに簡単にご飯が炊けるとは思わなかった。しかもおいしいし。ぜひまた炊きたい。今度は説教されない場所を選んで。
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