岡山放送局

2010年3月3日 10時45分更新

野崎家のひな人形展


江戸時代に製塩業で財をなした野ざき家に伝わる、江戸時代や明治時代のひな人形を集めた展示会が、倉敷市の旧野ざき家住宅で開かれています。

国の重要文化財に指定されている倉敷市児島地区の旧野ざき家住宅で開かれている「お雛様展」には、江戸時代から明治時代にかけてのひな人形やひな飾りなどおよそ200点が展示されています。

このうち、江戸時代後期に当時の岡山藩主から拝領したとされる「享保雛」は高さが80センチほどあり、ほっそりとした目と面長の顔を下から見上げると、ほほえんでいるように見えます。

また、「明治天皇雛」は明治23年に作られたもので、明治天皇をモデルにしたおびなはサーベルを手に堂々とした様子でいすに座っています。

このほか、会場には、三人官女や豪華な装飾が施されたひな道具も紹介されています。

「野ざき家のお雛様展」は、来月4日まで倉敷市児島地区の旧野ざき家住宅で開かれています。