岡山放送局

2010年3月3日 10時45分更新

特別支援学校設置は立地で選定


倉敷市と総社市で誘致を繰り広げてきた新しい特別支援学校を県が倉敷市につくることを決めた理由について、門野教育長は2日の県議会で倉敷市から通学する子どもが多いことや周辺の環境などから判断したと説明しました。

障害がある子どもが通う新しい特別支援学校の設置場所については、倉敷市と総社市が誘致を繰り広げてきましたが、先月25日の岡山県議会の代表質問で石井知事が倉敷市真備町箭田地内に設置することを明らかにしています。

これについて岡山県教育委員会の門野八洲雄教育長は2日行われた岡山県議会の一般質問で特別支援学校の設置場所を倉敷市に決めた理由について説明しました。

このなかで門野教育長は「新設校に通学する子どもは倉敷市からが極めて多い。」と指摘したうえで、「倉敷市が示した候補地は周辺に小中学校や高校など学校が多いほか、病院や駅も近い」と述べて、特別支援学校の設置するうえで立地条件が良いとしています。

そのうえで門野教育長は倉敷市内に設置されている市立の特別支援学校の取り組みなどを含め総合的に判断した結果、倉敷市に決定したと説明しました。