【ワシントン支局】イノウエ米上院議員(民主)は2日午前、上院商業科学運輸委員会の公聴会で、トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)について「トヨタ問題ではない。業界全体の問題だ」と指摘、米自動車大手を含めて業界全体を調査する必要があるとの考えを表明した。
日系の同議員は公聴会で、ロックフェラー委員長に続いて発言。米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)がまとめた資料として、2000年からの米国でのリコール件数を暦年ごとに読み上げた。
米フォード・モーターやゼネラル・モーターズ(GM)は数百万台をリコールしている年があり、イノウエ議員は「業界の問題だとすれば、われわれはトヨタだけでなく、業界全体から話を聞かなければならない」と強調した。
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