日本列島の西側近海で大地震が起きたら
消防防災庁、韓国での津波浸水予想図作成
チリで起きた巨大地震の影響で、先月28日に日本列島が津波の恐怖に震えたが、韓国に押し寄せた場合の被害はどの程度か。消防防災庁は2日、日本列島の西側近海の海底を震源とする地震で津波が発生した場合、韓国の東海(日本海)沿岸で見込まれる浸水予想図を発表した。今回の予想図は2007年から3年かけて作成されたもので、臨院港、三陟港(いずれも江原道三陟市)、鏡浦海水浴場(江原道江陵市)付近における被害について発表された。
予想図によると、日本列島の西側近海でマグニチュード7.0-7.8の強い地震が起きた場合、韓国の東海岸では、臨院港で内陸100メートルにまで津波が到達すると予想された。
臨院港では内陸50メートル地点で高さ3-4メートルの津波が押し寄せ、2階建ての建物が浸水すると予想された。三陟港では付近を流れる五十川に沿って海水が2.5キロ程度逆流し、三陟市内では4メートルの高さにまで浸水する地域があることも分かった。鏡浦海水浴場でも海岸線が1メートル以上浸水し、付近の河川付近などでは4メートル以上の浸水が予想された。
今回の予想図は、日本列島西側の沖合い100キロ以内の海底で地震が発生した場合を仮定したものだ。これは、日本列島の西側はユーラシアプレートと北米プレートの境界線に当たり、地震が頻発するためだ。
1983年5月26日に起きた日本海中部地震(マグニチュード7.7)では、韓国の東海岸にも津波が到達し、死傷者5人を出す惨事を及ぼした。また、93年7月12日の北海道南西沖地震(同7.8)では、東海岸に停泊中だった小型船舶35隻が破損する被害が出た。
漢陽大建設環境システム工学科の尹性範(ユン・ソンボム)教授は、「このところ世界的に地震が多発しており、いつこの地域で地震が起きてもおかしくない。日本近海で海底地震が発生した場合、2-3時間以内に韓国の東海岸で津波による被害が発生する可能性がある」と指摘した。
消防防災庁は今回、津波による浸水予想図に加え、付近の山や高層の建物など津波発生時の避難先を示した災害情報地図も作成した。同庁の防災専門家、チョン・ギルホ研究官は「2014年までに、傘下の国立防災研究所と共同で東海岸40カ所の浸水予想図を追加で作成し、地元自治体や住民らに周知する計画だ」と述べた。
金成謨(キム・ソンモ)記者
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