白石市の2月定例市議会は2日、追加提案された公立刈田総合病院の09年度赤字額を補てんするために運営補助金4億7685万円を盛り込んだ09年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。運営補助金は財政調整基金などから繰り入れされる。病院管理者でもある風間康静市長は「6月をめどに実行性ある改革プランを示したい」と述べた。
刈田病院は白石市外二町組合で運営。医師不足などから09年度の赤字見込み額は約5億5900万円。そのうち5億5000万円を運営する白石市と蔵王町、七ケ宿町の1市2町が負担比率によって赤字を補てんすることが、同組合議会の全員協議会で示されていた。【豊田英夫】
毎日新聞 2010年3月3日 地方版