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2010年3月2日(火) 19:15 |
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香川県立ろう学校の和太鼓が全国1位
今年1月に行われた全国ろう学校合奏コンクールで、香川県立ろう学校の和太鼓が全国一位に輝きました。
音が聞こえにくい生徒たちは、太鼓から伝わる振動を敏感に体で感じながら、太鼓をたたきます。 心を一つにして金賞を手にしました。 勇壮な太鼓の音が体育館に響きます。 香川県立ろう学校の中学部の生徒8人による太鼓グループ「響心太鼓」の練習です。 学校では太鼓の振動により、音の感覚を養ってもらおうと、1990年から、授業に和太鼓をとり入れました。 「響心太鼓」という名前は心に響き合うようにという意味で名づけられました。 生徒を指導するのは音楽の堀川正彦教諭です。 音が聴こえにくい生徒たちのために、同僚の教諭の手話通訳にあわせ、身振り手振りで演奏を指示します。 生徒はその動きを見ながら仲間と息をあわせ、太鼓をたたきます。 響心太鼓は、今年1月、全国ろう学校合奏コンクールで1位の金賞を獲得、2日はその表彰式が学校の体育館で行われました。 生徒の代表が賞状と楯を受け取りました。 体育館に集まった生徒や保護者らの前で、金賞を勝ち取った曲が披露されます。 曲は堀川教諭が生徒のために作曲したものです。 生徒が叩く太鼓は、響心太鼓の名の通り聴く人の心に力強く響いてきます。
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